チェルシー、S・ロベルトの獲得レースに本格参戦

どの程度出場機会が与えられるのかに注目だ photo/Getty Images

クラブ内での序列が不透明に

今夏にDFアントニオ・リュディガーやMFティムエ・バカヨコ、及びFWアルバロ・モラタを獲得したチェルシー。各ポジションに一級品の選手を揃えたかに思われた同クラブだが、バカヨコの膝の負傷が未だに癒えないほか、選手層が薄いウイングバックの補強が実現していないなど、新シーズンにむけて不安を抱えている。

こうした状況のなか、同クラブが現バルセロナ所属MFセルジ・ロベルトの獲得に本腰を入れたと、英『EXPRESS』やスペイン紙『SPORT』(スペイン語版)が伝えている。なお、チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督が同選手をメインターゲットに据えたほか、同監督がクラブ首脳に同選手の獲得を強く要請したことが併せて報じられた。

今夏にDFネルソン・セメド(前ベンフィカ)が加入したことにより、現所属クラブでの序列が不透明なセルジ・ロベルト。右サイドバックとしての定位置確保が危うくなったほか、中盤ではイヴァン・ラキティッチやセルヒオ・ブスケッツ、及びアンドレス・イニエスタとの厳しいポジション争いが予想されるなど、レギュラーの座が確約されていない状況だ。また、契約解除金が4000万ユーロ(約52億円)と、ビッグクラブにとって手が出ないとは言い切れない額に設定されていることもあり、マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスへの移籍の噂も連日のように報じられている。新シーズン開幕以降の同選手の起用法や出場時間を含め、今後も動向を見守る必要がありそうだ。

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