レアル会長が振り返る”フィーゴ禁断の移籍” 「当時は6000万ユーロも支払うことはなかった」

レアルのペレス会長 photo/Getty Images

ネイマールと重ね合わされることも

今夏バルセロナからFWネイマールがパリ・サンジェルマンに移籍したが、それに合わせて思い出されていたのが2000年のルイス・フィーゴ移籍だ。今でも禁断の移籍として取り上げられる機会は多いが、2000年に当時バルセロナの選手だったフィーゴをライバルのレアル・マドリードが引き抜いたのだ。ネイマールの場合はフランスのパリに移籍するため、禁断の移籍ではない。しかしサポーターはネイマールの移籍に激怒し、ユニフォームを燃やすなど暴れる者も出た。こうした点からフィーゴの移籍と重ねた人も多かったようだ。

そのフィーゴの移籍について、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が振り返っている。『FOX Sports』によると、同会長は当時バルセロナで主力だったフィーゴを引き抜くのは簡単ではなかったと語り、第一次銀河系軍団完成のことを思い出している。

「当時は6000万ユーロも支払うなんてことはなかったからね。彼を納得させるのは簡単ではなかったし、何より彼はバルセロナのキャプテンだったのだから。それはまるでスペインの人の心を奪うようなものだった。私は君を中心にプロジェクトを組み立てていきたいと話したんだ。それからジダン、ロナウド、ベッカムが来て、我々は銀河系軍団を作り上げたのさ」
フィーゴに支払われた6000万ユーロは史上最高額で、当時としては驚きの金額だった。今夏ネイマールに支払われた2億2000万ユーロも相当な驚きで、史上最高額が動いたところからネイマールとフィーゴを重ね合わせたバルセロナサポーターも多かったのかもしれない。

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