コンテ、もう一人の“アントニオ”の獲得を諦めず 交渉継続へ

イタリア代表でコンテ監督に師事 photo/Getty Images

ウイングバックの選手層に不安を残す

今オフにDFアントニオ・リュディガーとMFティムエ・バカヨコ、及びFWアルバロ・モラタを獲得したチェルシー。順調に補強を進めているかに思われた同クラブだが、未だにウイングバックの新戦力を確保できていないなど、一部のポジションで補強の遅れが懸念されている。

こうした状況のなか、同クラブが現インテル所属FWアントニオ・カンドレーヴァの獲得に本腰を入れたと、伊『calciomercato』が伝えている。ルチアーノ・スパレッティ監督(インテル)がクラブ公式ホームページを通じて退団の噂を否定したこともあり、インテルへの残留が確実視されていた同選手。しかし、アントニオ・コンテ監督(チェルシー)に同選手の獲得を諦める意思はなく、今後もインテル側との交渉を継続する姿勢を示しているという見方が併せて報じられた。

DFアレックス・サンドロ(現ユヴェントス)の獲得交渉が暗礁に乗り上げるなど、未だにウイングバックの補強の目途が立っていないチェルシー。一方でネマニャ・マティッチがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断したほか、バカヨコが膝の負傷で出遅れるなど、中盤の複数のポジションで人員不足に陥っている状況だ。日本時間の6日より公式戦(アーセナルとのFAコミュニティ・シールド)がスタートする同クラブだが、移籍市場の閉幕までに理想的な陣容を整えることができるだろうか。

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