ミュラーにかかる得点量産の期待 アンチェロッティ「我々にとって重要な選手」

バイエルンのミュラー photo/Getty Images

昨季は苦戦

2016-17シーズンのバイエルンにとって痛かったのは、ドイツ代表の点取り屋トーマス・ミュラーの得点ペースが伸びなかったことだ。エースのロベルト・レヴァンドフスキはリーグ戦でも30ゴールと結果を出したが、ミュラーは出場機会の問題もありながら僅か5得点でシーズンを終えている。ミュラーとレヴァンドフスキが揃って得点を量産できればチャンピオンズリーグ制覇も見えてくるだけに、ミュラーの復調は1つのカギになる。

そのミュラーは先日のチェルシーとのインターナショナル・チャンピオンズ・カップでフランク・リベリのクロスに合わせたもの、そしてエリア外からの美しいコントロールショットで2ゴールを決める活躍を見せている。英『Squawka』によると、指揮官のカルロ・アンチェロッティも「トーマスはとても知的な選手で、常にスペースを見つけている。彼は我々にとって重要な選手だ」とコメントしており、チームに欠かせない存在であることを強調している。

ミュラーはこれまでサイドで起用されることも多かったが、今夏にはレアル・マドリードからハメス・ロドリゲスが加入。リーグ戦が本格的にスタートすればどうなるか分からないが、ここまでアンチェロッティはプレシーズンマッチでハメスを右サイド、そしてミュラーを中央に配置するケースが多い。ミュラーをよりゴールに近いエリアでプレイさせることは重要で、ハメスの加入は大きい。
また、ハメスはリベリやアリエン・ロッベンら高速サイドアタッカーとはタイプの異なる選手だ。正確なパスでミュラーやレヴァンドフスキにチャンスメイクをしてくれるはずで、これもミュラーにとっては大きい。バイエルンがチャンピオンズリーグ制覇を目指すにはレヴァンドフスキだけに頼るわけにもいかないが、2017-18シーズンは再びミュラーが得点を量産してくれるか。

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