宿敵への移籍を“たった2分”で決断 ローマ加入で我が道を進むDFコラロフ

古巣ラツィオの宿敵であるローマへ移籍したコラロフ photo/Getty Images

「ラツィオでは素晴らしい経験ができた」

今の自分があるのは過去があってこそ。8シーズンぶりにセリエAへ復帰することが決まったセルビア代表DFアレクサンダル・コラロフは我が道を進む。全てを覚悟してローマへ加入したのかもしれない。

ローマとラツィオは同じホームタウンに、同じホームスタジアム(スタディオ・オリンピコ)を使用するライバル同士。そのため、2007-08シーズンから3年間、ラツィオでプレイしたコラロフがローマへ移籍したことで、「裏切られた」と感じた古巣のファンも少なくないだろう。

ただそんな中、クラブの公式チャンネル『RomaTV』に応じたコラロフが次のような弁明、および移籍理由などを明かした。伊『Corriere dello Sport』など、複数メディアが伝えている。
まず「僕は過去を否定することなんてできない。現在ローマにいることができるのは、ラツィオで100%出したから。今はローマに100%以上の力を注ぐつもりさ。彼らのライバルになってしまったが、ラツィオでは素晴らしい経験ができたよ」とコメントした。

その上で「最初の接触は1週間前のことだった。モンチ氏の話を聞いたんだ。お互いに望んでいたから、ほぼ2分ぐらいで合意に達したよ。交渉は非常に重要だったが、とても明確だったからね」と移籍の裏話を明かしている。

さらに「ジェコからローマの話を聞いたけど、良い印象を与えてくれたよ。また一緒にプレイできるのが嬉しいね」とも述べ、かつての戦友との再会も楽しみにしているようだ。

はたして、コラロフは新天地ローマで結果を残すことができるのか。新シーズンでの活躍を目指す上で、古巣ラツィオが彼の前に立ちはだかるかもしれない。

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