宇佐美は来年ロシアへ行けるか? アウグスブルクがU-20W杯で日本破ったベネズエラのFWら2人を獲得

またライバルが増えた

またライバルが増えた

アウグスブルクの宇佐美 photo/Getty Images

アウグスブルクに所属するFW宇佐美貴史にとって、来季は2018ロシアワールドカップの日本代表メンバー入りへ非常に重要なシーズンとなる。昨夏2度目の欧州挑戦と意気込んでアウグスブルクに加入したものの、2016-17シーズンはなかなか出場機会を得ることができなかった。堅守速攻のチームスタイルにもあまり合っているとはいえず、宇佐美の持ち味はほとんど出なかった。今のままでは日本がワールドカップ出場権を獲得したとしても、来年ロシアに連れていくことは難しいだろう。

来季こそはとの思いがあるはずだが、そんな宇佐美の前にまたライバルが増えてしまった。4日、アウグスブルクはハンブルガーSVからオーストリア代表FWミヒャエル・グレゴリッチュ、さらにU-20ワールドカップで準優勝したベネズエラ代表からカラカス所属のFWセルヒオ・コルドバの獲得を発表した。

グレゴリッチュの所属していたハンブルガーSVも苦しいシーズンを過ごしていたが、その中でグレゴリッチュはチーム最多タイとなる5得点を記録している。一方のコルドバはU-20ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で日本代表を破ったベネズエラ代表のアタッカーで、同大会では4得点記録している。あの一戦を見た人はベネズエラ攻撃陣の脅威を理解していることだろう。
2列目から最前線までこなす宇佐美にとっては厄介なライバルとなるはずで、早い段階からアピールしていかなければ定位置確保は難しいだろう。日本代表での立場も不安定なものとなってきているが、宇佐美は来季アウグスブルクで自身の能力を証明できるか。

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