[コンフェデ杯]若きドイツが全大陸制覇! “熱すぎたチリ”を冷静にいなし、1-0の完封勝ち

最高の栄誉に輝くのはどちらの国か

最高の栄誉に輝くのはどちらの国か

ハイレベルな攻防が展開された photo/Getty Images

FIFAコンフェデレーションズ杯2017の決勝戦が2日にロシアで開催され、魅力的な対戦カードが実現した。

攻守のバランスに優れ、今大会ここまで突出したパフォーマンスを見せているドイツと、昨年のコパ・アメリカでリオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表を撃破していたチリによる一戦。序盤、“赤い軍団”のアグレッシブな攻勢にドイツはやや押され気味の展開となり、チリの素早いパスワークが目立つ。バルガスの積極的なシュートに技巧派サンチェスのトリッキーなボールコントロール、そして闘う男ビダルの俊敏な身のこなし。若手主体のメンバーで構成されたドイツは、南米特有の高い個人技を生かしたテクニカルなフットボールに上手く対応することができず、苦戦を強いられる。

耐える時間帯の続くドイツだが、20分には思わぬ“棚ぼた”ゴールを得てしまう。チリ最終ラインのバタつきを見逃さなかったヴェルナーがマルセロ・ディアスからボールを奪うと、中央でフリーのシュティンドルに預け、無人のゴールマウスへ流し込み先制。キックオフ直後からの試合展開とは裏腹に、防戦一方だったドイツがラッキーな形で1-0とリードする。

あまりにも不運な失点を喫したチリだが、その後も果敢な攻めは継続。幾度もドイツゴールエリアへ侵入し、同点弾を狙うものの、枠内に収めることができない。前半は随所の攻防で試合巧者ぶりを見せつけたドイツがそのまま逃げ切る形となり、ハーフタイムの笛を聞く。

後半がスタートすると、ドイツ&チリ共に前線から激しいプレスを敢行し、自由なボールキープを許さない。58分にはビダルとキミッヒが揉み合い、“バイエルン・ミュンヘン”ダービーが勃発するなど、ゲームはますます熱戦の様相を呈する。64分には熱くなったハラがライン側でヴェルナーにエルボーを見舞うと、VAR審議によりイエローカードの判定。一発退場の可能性もあり得た一幕だったが、最新テクノロジーはハラに警告というジャッジを下している。

なんとか1点を返したいチリは正確無比なビダルのロングフィードを起点とし、鬼気迫る攻撃を繰り広げるも、最後の局面でゴールマウスを射抜くことができない。

若さで逃げ切りたいドイツと、鬼の形相でゴールへ襲いかかる経験豊富なチリ。手に汗握るこの死闘を決したのは、前半のミスから生まれたシュティンドルによる幸運なゴールとなり、ドイツが高い集中力を保ち続けた。

2014年にはブラジルW杯で世界王者に輝き、その2年後にはリオ五輪銀メダル、そして先のU-21欧州選手権でも圧倒的なパフォーマンスで優勝していたドイツ。あらゆる年代別で充実した戦いぶりを披露し、来年の本大会においても大きな期待を抱かせる最強のスカッドといえるだろう。

[メンバー]ドイツ:テア・シュテーゲン、ギンター、リュディガー、ムスタフィ、ゴレツカ(→ズーレ 90)、ルディ、ヘクター、キミッヒ、ドラクスラー、シュティンドル、ヴェルナー(→チャン 78)

チリ:ブラボ、イスラ、メデル、ハラ、ボセジュール、ディアス(→バレンシア 53)、アランギス(→サガル 80)エルナンデス、ビダル、バルガス(→プッチ 80)、サンチェス

[スコア]
ドイツ 1-0 チリ

[得点者]
ドイツ:シュティンドル(20)
チリ:なし

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