ドイツ、スペインの若手はなぜ凄い? 米メディア「トップレベルでの経験値が圧倒的」

すでにUCLを経験している者も多数

すでにUCLを経験している者も多数

圧倒的な強さ誇るU-21スペイン代表 photo/Getty Images

29日にコンフェデレーションズカップ準決勝でドイツ代表と対戦したメキシコ代表監督のファン・カルロス・オソリオは、今回のドイツ代表メンバーが若さに加えて経験値まであるとコメントしていた。ドイツの選手たちは20代前半ながらトップチームで数多くの試合に出ており、チャンピオンズリーグを経験している者も多い。ただ若いだけでなく、すでに経験豊富であることが彼らの恐ろしいところなのだ。

それは現在ポーランドで開催されているU-21欧州選手権2017で決勝まで勝ち上がったスペイン代表にも言えることだ。米『ESPN』はグループステージから圧倒的な強さで全勝している若きスペイン代表について、23歳以下の選手とは思えないほど豊富な経験を持っている選手が多いことを強さのポイントに挙げている。

例えば準決勝のイタリア代表戦でハットトリックを決めたMFサウール・二ゲスはアトレティコ・マドリードの主力で、22歳ながら欧州カップ戦の出場数は30を超えている。サウールが22歳だったことに驚いた人も多いのではないか。他にもアーセナル所属のDFエクトル・ベジェリンはトップチームで89試合に出場しており、レアル・ベティスMFダニ・セバージョスは20歳ながら100試合出場まであと2試合に迫っている。セルタDFホニー・カストロは150試合出場に近づいており、アンダー世代の選手とは思えないほど彼らはトップレベルでのプレイに慣れている。
イタリア戦の先発メンバーを見ると、スペインは11人合わせてトップチームでの出場試合数が750を超えている。途中出場したFWイニャキ・ウィリアムズ、MFデニス・スアレスも含めれば170試合がプラスされることになる。

同メディアは「U-21の選手のほとんどが知られている名前ではないか」と伝えており、彼らは世界のサッカーファンからすでに認知されている存在だ。コンフェデレーションズカップにも若手を大量に送り込んでいるドイツも同様で、この2チームが今回のU-21欧州選手権決勝まで勝ち上がったのは当然と言えるのかもしれない。若手の育成において、彼らは世界を圧倒的にリードする存在となっている。

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