今季ローマで活躍したFWモハメド・サラーのリヴァプール移籍が発表された。サラーは昨季ローマでキャリアハイとなる19得点を記録しており、リヴァプールのようなクラブが目をつけるのも当然と言えよう。
これで再びチェルシーは後悔することになるのではないか。そう伝えているのが英『Daily Mirror』だ。サラーは2014年冬にチェルシーに加入した経験を持っており、プレミアリーグの舞台でゴールも決めている。しかしチェルシーでは出番が限られており、レンタル移籍などを経てローマへ移籍。そして今夏リヴァプールの選手としてプレミアリーグに戻ってくることになった。同メディアはチェルシーを離れた選手がプレミアリーグで結果を出すことは珍しくないと伝え、チェルシー退団後に印象的な活躍を見せた選手を数名取り上げている。
強烈だったのは現在マンチェスター・シティでプレイするMFケビン・デ・ブライネだ。デ・ブライネは当時指揮を執っていたジョゼ・モウリーニョの構想に入ることができず、ブレーメンなどにレンタル移籍した後にヴォルフスブルクへ完全移籍。そこでブレイクし、マンCの選手としてプレミアリーグに戻ってきた。今ではワールドクラスのチャンスメイカーになっており、デ・ブライネを易々と手放したのは大きなミスだった。
今夏の補強対象になっているエヴァートンFWロメル・ルカクも同じで、チェルシーでは出番を得ることができなかった。それがエヴァートンでは才能が爆発し、今では獲得に高額な移籍金が必要なストライカーになっている。
他にはリヴァプールで才能を開花させたFWダニエル・スタリッジ、今チェルシーにいればウイングバックを任せられたはずのユヴェントスFWファン・クアドラードもそうだ。スタリッジはリヴァプールで2013-14シーズンに優勝に近づいており、クアドラードもユヴェントスではセリエA制覇などに大きく貢献している選手だ。
同じくウイングバックとして重宝しそうだった現サウサンプトンDFライアン・バートランドもそうだ。チェルシーのユース出身者でもあるバートランドは、ボーンマス、ノリッジ・シティなどレンタル移籍を繰り返し、最終的にはサウサンプトンに完全移籍。そのバートランドは今やイングランド代表の左サイドを任されるところまで成長しており、チェルシーがもう1度獲得に動いているといった話題もあった。
サラーもリヴァプールで大暴れする可能性があり、その際にはチェルシーが再び後悔することになるかもしれない。