ビデオ判定に不満続出! ポルトガルのゴール取り消しに「分かりにくいし、時間かかりすぎ」

どこがオフサイドか分からず

どこがオフサイドか分からず

確認を取る主審 photo/Getty Images

どのプレイがオフサイドなのか。現在ロシアで開催されているコンフェデレーションズカップ2017ではビデオ判定システム(VAR)が採用されているが、分かりにくいと苦言が出ている。

18日に行われたポルトガル代表とメキシコ代表の一戦では、前半21分に問題が起きた。ポルトガルがフリーキックのチャンスを得ると、キッカーはクリスティアーノ・ロナウド。シュートは壁に当たって跳ね返り、それをジョアン・モウチーニョがダイレクトでフワリとしたボールをペナルティエリア内に送る。それにペペが競り合い、こぼれ球をロナウドがシュート。これがポストを直撃して跳ね返り、そのボールをアンドレ・ゴメスがもう1度ボレーシュートで狙い、これがゴールに収まった。ポルトガルの選手たちはゴールが決まったと喜んでいたのだが、ここでビデオ判定に。結局オフサイドがあったとの判定でゴールは取り消されてしまった。

正確に判定されたのは良いことだが、問題はオフサイドのシーンがどこか分からないということだ。このシーンではモウチーニョがペナルティエリア内に向かってフワリとしたボールを蹴った時点でポルトガルの選手が4人もオフサイドの位置におり、その1人のペペがボールに関与したことがオフサイドと判定された。しかし、スタジアムで見ていた人は何がいけないのかよく分からず混乱したはずだ。
英『Daily Mirror』によると、この試合を観戦していたポルトガル代表サポーターからは不満の声が挙がっているという。サポーターらはSNSで「VARでスタジアムは混乱しているように見えた」、「VARを使っても分かりにくい」、「分かりにくいし時間がかかりすぎる」と発言しているのだ。

ゴールネットが揺れたあとは選手もサポーターも興奮状態にあるため、そこでビデオ判定となれば混乱してしまうのも無理はない。誤審が減るのは良いが、見ている人たちにどう分かりやすく伝えていくのかを検討する必要がありそうだ。

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