やはりチェルシーは勝負強かった バチュアイ、渾身のスライディングシュートで“優勝決定弾”

2季ぶりのプレミアリーグ制覇

2季ぶりのプレミアリーグ制覇

貴重な先制点を挙げたバチュアイ(23番)photo/Getty Images

現地時間12日にプレミアリーグ第37節が行われ、同リーグ首位のチェルシーがウェスト・ブロムウィッチ(以下ウェストブロム)と対戦した。

勝てば自力優勝が決まるチェルシー。試合序盤から同クラブがボールを保持するものの、自陣で守備ブロックを敷くウェスト・ブロムに対し、なかなか決定機を作れない。セスクをはじめミドルシュートで局面打開を図る選手も見受けられたが、めぼしい決定機を生み出すには至らず、前半を無得点で終える。

後半に入り、最初にチャンスを作ったのはチェルシー。47分にペナルティエリア内でモーゼスが右足で低い弾道のシュートを放つが、GKフォスターのファインセーブに阻まれてしまう。その後、決定機を逃したチェルシーはウェスト・ブロムのカウンターにさらされ、70分にはロンドン、72分にはシャドリにあわや失点という場面を作られるが、チェルシーの守備陣が体を張って枠内にシュートを打たせなかった。

流れを変えたいチェルシーは75分にウィリアンとバチュアイを投入。この交代が奇跡を呼んだ。迎えた82分、サイドチェンジで相手ディフェンスを揺さぶると、ペナルティエリア内に侵入したアスピリクエタのグラウンダーのパスにバチュアイが渾身のスライディングシュートで反応し、値千金の先制ゴールを奪った。

その後、チェルシーが狡猾に時計の針を進め、試合はこのまま終了。チェルシーが今季の躍進を象徴する粘り強い戦いぶりで勝利を収め、リーグ戦2試合を残しての優勝を決めた。

[メンバー]

ウェスト・ブロム:フォスター、ニョム、エヴァンス、ドーソン、マコーリー(→ウィルソン 64)、リヴァモア、ブラント、フレッチャー、フィールド(→ヤコブ 51)、マクリーン(→シャドリ 59)、ロンドン

チェルシー:クルトワ、ケーヒル、アスピリクエタ、D・ルイス、M・アロンソ、セスク、マティッチ、モーゼス(→ズマ 86)、アザール(→ウィリアン 75)、ペドロ(→バチュアイ 75)、D・コスタ

[スコア]
ウェスト・ブロム 0-1 チェルシー

[得点者]
チェルシー:バチュアイ(82)

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