3日前にプレミアリーグ第36節でリヴァプールと対戦したサウサンプトンは、10日に延期されていた第26節アーセナル戦をおこなった。この試合でも当然サウサンプトンはジャック・シティーブンスと日本代表DF吉田麻也のセンターバックコンビを採用しており、すっかりお馴染みの組み合わせとなった。
そのサウサンプトンは、アーセナル相手に積極的な姿勢を見せる。リヴァプール相手にはスコアレスドローだったものの、決定機はそれほど多くなかったため、今回は得点を奪う意識が強かったのだろう。前半から積極的に仕掛け、序盤はサウサンプトンがアーセナルを押し込む展開で試合が動いていく。
サウサンプトン自慢の守備陣も相変わらず堅く、前半は0-0で折り返す。試合が動いたのは60分だ。ジャカからのパスをエジルが1タッチでアレクシス・サンチェスへ。これが吉田とスティーブンスの間を突いた絶妙なボールで、サンチェスがペナルティエリア内でフリーに。吉田も慌てて詰めたが、サンチェスのキックフェイントに引っかかって完全にかわされてしまう。サンチェスはそこから冷静にゴールへ流し込み、アーセナルが先制に成功する。
先制を許したサウサンプトンは得点を奪うべくブファルやロングなど攻撃的な選手を投入するが、なかなか得点には繋がらない。すると83分、アーセナルが左サイドのクロスからチャンスを作ると最後はジルーが頭で合わせて2-0。ジルーは交代から3分後のゴールだった。
その後もサウサンプトンはゴールを決められず2-0で試合は終了。サウサンプトンは最後までアーセナルの守備を崩せなかった。サウサンプトンの守備陣も奮闘したのだが、エジルやサンチェスなどアーセナル攻撃陣の閃きに堪えることができなかった。
[メンバー]
サウサンプトン:フォースター、ソアレス、吉田麻也、スティーブンス、バートランド、ロメウ、S・デイビス、ウォード・プラウズ(→ブファル 70)、タディッチ(→ロドリゲス 80)、レドモンド(→ロング 70)、ガッビアディーニ
アーセナル:チェフ、ホールディング、ムスタフィ、モンレアル、チェンバレン(→ベジェリン 36)、ギブス、ラムジー、ジャカ、エジル(→コクラン 89)、A・サンチェス、ウェルベック(→ジルー 80)
[スコア]
サウサンプトン 0-2 アーセナル
[得点者]
サウサンプトン:
アーセナル:A・サンチェス(60)、ジルー(83)