『結果が全て』ではない! 3部降格が決まったカールスルーエ山田が現在の想いを綴る

『結果が全て』と考えてしまうことは危険?

『結果が全て』と考えてしまうことは危険?

3部降格が決まったカールスルーエの山田大記 photo/Getty Images

ブンデスリーガ2部のカールスルーエに所属するMF山田大記が、現在の想いをブログで打ち明けている。

4月29日に行われた第31節カイザースラウテルン戦で1−3の敗戦を喫し、残り3試合を残して3部降格が決まったカールスルーエ。今月4日に自身の公式ブログを約2週間ぶりに更新した山田は「先週末の試合に敗れ、3部への降格が決まりました」とファンへ報告した上で「なぜこのような結果になってしまったのか。ここ数日、ずっと考えていました」と綴った。

しかし「スポーツにおいて、結果に至った原因を正しく把握するのは難しいこと。僕自身も明確な答えを見つけられていない」とコメント。ただ「考える中で感じたことがあります。それは『結果が全て』と考えてしまうことの危険性です」とも述べ、その中でもわかったことがひとつあったようだ。
その理由を「これはジュビロで降格を経験したときにも感じたこと。プロの世界において、ひとつの側面であることは紛れもない事実です。結果ほどわかりやすく、明確な基準はない。この重みを何度も痛感してきました。ただ、これはあくまで周りからの評価の点で。なので、当事者にとっては、『結果が全て』であってはならない。追い求めるものは結果だが、意識的に改善できるのは結果に繋がったプロセス。何が良くて、何が悪かったのか。個人としても、組織としても反省や分析を繰り返し、今後へ繋げていく。その作業の制度を高められなければ、成長や発展はどこかで行き詰まってしまうんだと思います。『結果が全て』と言われる世界だからこそ、結果に目を奪われ、何か大切なものが見えなくなってしまうことがある」と明かした。

そして最後に「結果は真摯に受け止めつつ、時間を掛けてしっかりと向き合いたい。いやー、日々挑戦、日々失敗、日々反省ですね。目の前のことを大切に、一つずつ積み重ねていきたい」と今後の意気込みを語っている。

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