サッカーから”ダイブ”を無くせ! サネ、ルーカスらの行為に 英紙も「欺く行為が蔓延している」

これもビデオ判定を活かすべきか

これもビデオ判定を活かすべきか

ダイブを試みるラッシュフォード photo/Getty Images

最近はオフサイドやハンドの有無を正確に判断するためにビデオ判定を積極的に導入すべきとの意見が出ているが、これによって防止が期待できるのが選手のシミュレーション行為だ。今節のプレミアリーグではあまりに酷いダイブが連発し、いかに防止するかが議論されているのだ。

マンチェスター・ユナイテッドとスウォンジーの一戦では、FWマーカス・ラッシュフォードが相手GKと接触して倒れたとの判定でPKをもらっているが、ラッシュフォードはGKと接触する前から倒れ込む準備を始めていた。主審は見抜けなかったが、これは明らかなダイブだろう。さらにマンチェスター・シティとミドルズブラの一戦でも、マンCのレロイ・サネが相手DFに倒されたとの判定でPKを獲得している。しかし、こちらもリプレイを見るとサネが意図的に倒れたように映る。

そして最も酷かったのがリヴァプールMFルーカス・レイバだ。ルーカスはワトフォード戦に先発すると、43分に相手ペナルティエリア内でドリブルを仕掛け、ワトフォードMFトム・クレヴァリーと接触したように見せかけて倒れ込んだのだ。これにはクレヴァリーも激怒し、主審はルーカスにシミュレーション行為としてイエローカードを出している。
英『Daily Mail』もこれらの行為を問題視しており、審判の目を欺こうとする選手はあまりに多い。これも技術の1つと言ってしまえばそれまでだが、これで試合の結果が左右されるのは問題だろう。同メディアは「欺こうとする行為は蔓延しており、現代サッカーにおいて最も落胆させることの1つ」と伝えており、防止の必要性を訴えている。ビデオ判定が導入されれば選手もダイブを控えるはずだが、よりフェアなフットボール実現への1歩となるか。

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