吉田麻也が”怒りのアピール”でPK獲得も…… 味方の失敗でサウサンプトンはハル相手に引き分け

互いにチャンスは少なく

29日、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンはホームでハル・シティと対戦した。この試合でも吉田は若手センターバックのジャック・シティーブンスとコンビを組んでおり、ここ2試合で7失点と崩壊気味だった守備をどう引き締めるのかは1つの注目ポイントだった。

そのサウサンプトンはしっかりとした守備をベースに試合に入るが、逆に全く攻撃できない展開に。前半は互いにシュート数も少なく、サウサンプトンはわずか1本だけで終えてしまう。残留争いに巻き込まれているハル・シティ相手に確実に勝ち点3を獲りたいサウサンプトンは後半から巻き返して積極的にシュートを放つが、75分まで枠内シュートは0と厳しい結果に。バックパスをした際にはサポーターから攻めるよう促す声も挙がり、ややフラストレーションの溜まる展開となってしまった。

一方のハルも枠内シュートは1本と形を作れず、中盤でボールが行ったり来たりする展開のまま試合が進んでいく。80分にはコーナーキックのボールを相手GKが弾いたところをタディッチがダイレクトで狙うも、これはGKの体に当たってしまう。
このまま引き分けかと思われた89分、吉田が大仕事。ペナルティエリア内でのポジション取りの際にヌディアイェに倒されてPKを獲得。倒された吉田は地面を叩くように怒りを表し、主審も迷うことなくPKを指示した。サウサンプトンにとっては最大のチャンスだったが、タディッチがまさかの失敗。GKに弾き出されてしまい、せっかくのチャンスを活かせなかった。

結局試合はスコアレスドローで終了。最後のPKが非常にもったいない形となり、サウサンプトンはホームで勝ち点1を獲得するにとどまった。

[メンバー]
サウサンプトン:フォースター、セドリック、吉田麻也、スティーブンス、バートランド、S・デイビス、ロメウ、タディッチ、レドモンド(→ロドリゲス 87)、ブファル(→シムズ 58)、ガッビアディーニ(→ロング 59)

ハル・シティ:ヤクポビッチ、ロバートソン、マグワイア、ラノッキア、ヌデアイェ、クルーカス、グロシツキー(→ハドルストーン 83)、エルモハマディ、エヴァンドロ(→ヘンリクセン 72)、マルコビッチ、ニアッセ

[スコア]
サウサンプトン 0-0 ハル・シティ

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