“マンチェスターの支配者”が変わる時 ダービーの結果にヤヤ・トゥレ「引き分けにマンUが喜んでいる」

ダービーはマンUが防戦一方に

マンチェスター・シティがゲームの主導権を握って積極的に攻撃し、それをマンチェスター・ユナイテッドが必死に守る。先日のマンチェスター・ダービーはこのような展開だったが、これは普通のことではない。それこそ数十年前はマンCがマンチェスター・ダービーで一方的に攻める光景など想像しにくいものがあった。

英『sky SPORTS』によると、マンCのMFヤヤ・トゥレも、両チームのパワーバランスが変わり始めていると手応えを掴んでいる。ヤヤ・トゥレはすでにマンCで7年目を迎えており、大型補強を軸に成長するクラブを見てきた存在だ。だからこそ両チームの力関係が変わってきたことを肌で感じているようで、距離が確実に縮まってきたとコメントしている。

「大きく変わったと思うね。以前はユナイテッドが常に支配でき、ゲームをコントロールしながら勝利できていた。だが今では引き分けの結果にユナイテッドのサポーターが喜んでいる。シティとの距離は縮まっているよ。我々は厄介な隣人なんだ。来季のユナイテッドはもう少し攻撃的にきてくれることを願っているよ」
アレックス・ファーガソン氏が退任して以降のマンUは明らかに迷走しており、以前のようにライバルを一方的に撃退することは難しくなっている。マンCが大型補強をスタートさせた時から距離は少しずつ縮まってはきていたが、今季のダービーマッチの内容は力関係の逆転を感じさせるものでもあった。ヤヤ・トゥレも手応えを掴んでいるようだが、マンUはこの状況をどう捉えているのか。今後改善が見られなければ差をつけられてしまうことだってあり得るだろう。

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