ガンバ大阪、全公式戦で掲出物使用を禁止 “ナチス旗”酷似のフラッグ使用問題を受け

全てのサッカー関係者のモラルが問われている

明治安田生命J1リーグに所属するガンバ大阪は21日、全ての公式戦において横断幕やフラッグなどの掲出物の使用を禁止すると発表した。

16日に行われた同リーグ第7節セレッソ大阪戦において、ガンバ大阪のサポーターがナチス・ドイツの親衛隊のマークに酷似したフラッグを掲げていたことが発覚。同クラブはこの事態を受け、クラブ公式ホームページを通じて以下の声明を発表している。

「政治的・宗教的思想を含む、もしくは連想させるフラッグ等の掲出は、Jリーグ共通ルールはもちろん、クラブも一切認めておらず、クラブとしても大変遺憾に思っています。クラブの管理も不徹底だったこともあり、二度とこのようなことが起こらないようにするためにも、当面ホームゲーム・アウェイゲームを問わず、全てのエリアにおいてガンバ大阪を応援する横断幕や旗、ゲートフラッグ等、全ての掲出物を禁止とさせて頂きます。日頃、ルールを遵守して応援して頂いているファン・サポーターの皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します」
『Jリーグ規約』の第1章総則では、「Jリーグ関係者は、いかなるものであれ、人種、性、言語、宗教、政治またはその他の事由を理由とする国家、個人または集団に対する差別を行ってはならない」と定められている。選手やクラブのみならず、スタジアムに足を運ぶサポーターにもルールやモラルを遵守する義務がある。全てのサッカー関係者が今回の事案を真摯に受け止め、二度とこのような不祥事が起きないように取り組んでいく必要があるだろう。

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