泣き崩れるネイマールのもとへ駆け寄った“最高の先輩”D・アウベス「この敗戦を乗り越えてほしい」

悲しむ友の姿を見るのは心が痛かった……

ユヴェントスは19日、チャンピオンズリーグ(UCL)の準々決勝2ndレグでバルセロナとアウェイで対戦した。

試合は、1stレグを3−0で完封勝利しているユヴェントスの鉄壁を誇る守備が敵地でも健在。多くのバルセロナファンが駆けつけたカンプ・ノウでもゴールを割らせず、スコアレスドローに持ち込んだ。この結果、2戦合計スコアも3−0となり、バルセロナに2度目の奇跡を実現させることなく、ユヴェントスがベスト4へコマを進めている。

試合後、昨季まで8年間バルセロナでプレイしていたユヴェントスのブラジル代表DFダニエウ・アウベスがインタビューに応じ、次のように語った。伊『calciomercato』やスペイン『MARCA』など、複数メディアがコメントを伝えている。
「チームとチームメイトのことを考えれば幸せだ。ただ、ここへ戻ってきた僕にとっては、少々ほろ苦いものでもあったよ」

試合終了のホイッスルと同時にブラジル代表でともにプレイするネイマールがピッチに倒れ込み、泣き崩れる。この姿を見たD・アウベスはすぐに彼の元へ駆け寄り、同郷の後輩を必死に慰めていた。このことについても触れている。

「珍しい光景だった。悲しむ友を見るのは心が痛かったけど、これが僕の仕事なんだ。決してこの光景を望んでいたわけではない。でも残念ながら、僕らはやるべきことをしなければならなかった。(ネイマールには)『これが人生だし、サッカーなんだ』と伝えたよ。誰もがクラブを守りたいと思っているだろうし、悲しむ必要はない。彼にはこの敗戦を乗り越えてほしいね」

試合中は容赦ないプレイで、試合後は熱い抱擁で、“最高の先輩”として大きな背中を見せつけたD・アウベス。悔し涙を流したネイマールの分まで、残りのUCLで素晴らしいパフォーマンスを披露してもらいたいものだ。

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