パワー、決定力のイブラか、スピードと若さのラッシュフォードか 悩めるマンUのFW問題

タイプが違いすぎる

パワー、高さ、決定力を併せ持つズラタン・イブラヒモビッチなのか、それともスピード、突破力を武器とするマーカス・ラッシュフォードか。2-0でチェルシーに勝利して以降のマンUでは、こうした議論が起きている。

ラッシュフォードはこの試合で1得点を記録し、得点部分以外でも輝きを放っていた。サイドで起用されるよりはセンターフォワードとしてプレイした方が持ち味を発揮できるのは間違いない。しかし、今季センターフォワードを務めてきたのはイブラヒモビッチだ。来季もイブラヒモビッチが留まるのであれば、このままイブラヒモビッチが最前線を務めることになるだろう。

ただ、チェルシー戦で輝きを放ったラッシュフォードをセンターフォワードで使わないのは非常にもったいない。未来があるのはラッシュフォードやアントニー・マルシャルの方で、35歳のイブラヒモビッチはあと数年しかトップレベルを維持できないだろう。英『sky SPORTS』も「イブラヒモビッチにポジションはあるか!?」と伝え、ラッシュフォードの活躍を称賛している。
解説を務めるクラブOBのガリー・ネビル氏は、「チェルシー戦でラッシュフォードがやったことをイブラヒモビッチができるだろうか?恐らくできない。ではイブラヒモビッチがEFLカップ決勝でやったことをラッシュフォードはできるか?難しいだろう」とコメントしており、両者はあまりにもタイプが異なる。

イブラヒモビッチを最前線で起用した場合は、スピードに乗った攻撃は期待できない。同じく解説を務めるジェイミー・キャラガー氏も「イブラヒモビッチにスピードがない?それは獲得する時に分かっていたこと」と語っており、同選手を中心にチームを組み立てる場合は速攻の期待をすべきではない。
ラッシュフォード、マルシャル、リンガード、ムヒタリアンとマンUにはスピードあるアタッカーが揃っているが、来季はラッシュフォードら若手を中心に組み立てていくべきなのだろうか。キャラガー氏はイブラヒモビッチが今季のベストプレイヤーの1人であることも強調しており、非常に難しい問題となっている。

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