レスター、ホームでもう1度奇跡を! マフレズ、バーディらシェイクスピア政権で復調した男たち

チームは明らかに変わった

12日にアウェイでアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグを戦ったレスター・シティは、0-1で敗れてしまった。相変わらずアトレティコの守備は安定しており、アントワーヌ・グリーズマンも脅威だった。しかし、今のレスターならホームで戦う2ndレグで何かサプライズを起こせるのではないかと期待させられてしまう。

なぜなら、指揮官がクレイグ・シェイクスピアに代わってから多くの選手が調子を取り戻しているからだ。英『Squawka』はクラウディオ・ラニエリが指揮していた今季前半戦とシェイクスピアに代わってからのパフォーマンスを比較しているが、データで見ても違いは一目瞭然だ。

中でも大きく変わったのはMFリヤド・マフレズだ。マフレズは昨季のPFA年間最優秀選手賞を獲得したものの、今季はまるで別人となっていた。昨季は1試合平均1・81回のチャンスメイク、3・54回の1対1成功数を記録していたが、今季前半戦ではチャンスメイクが1・26回、1対1も2・09回まで数字が落ちていた。ところがシェイクスピアに代わってからはチャンスメイクが1・83回、1対1の成功数も2・5回まで回復している。今回のアトレティコ戦でも何度かドリブルで印象的なプレイを見せており、後半にはペナルティエリア内でダイブしてPKをもらいに行こうとするシーンもあった。褒められたプレイではないが、マフレズの仕掛けには僅かな可能性を感じさせたのは確かだ。
他の選手も同様だ。守備が安定したことでGKカスパー・シュマイケルの数字も伸びており、1試合平均の失点数は1・59から1・33にまで低下。セーブ数も2・07回から2・25回まで上昇している。右サイドバックのダニー・シンプソンは今季前半戦の1対1の勝率が41%だったが、今では52%に。パス成功率も67%から73%にまで上昇した。

エースのジェイミー・バーディもデュエルの勝率が39%から55%にまで上がっており、リー グ戦で得点を決めている姿を見ても調子を取り戻してきたのが分かる。彼らを含めチーム全員が2ndレグで100%の実力を出せば、まだ逆転は十分に可能だ。1stレグは終始試合を支配されてしまったが、スコアは0-1だ。上昇傾向にあるレスターは2ndレグでもう1度奇跡を起こせるのか、ホームゲームは大いに盛り上がりそうだ。

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