フランスVSスペインで力発揮したビデオ判定 英メディアのアンケートでは”75%”が本格導入を要求!

テクノロジーには逆らえない

テクノロジーには逆らえない

ビデオ判定の結果を待つ主審 photo/Getty Images

最近のサッカー界でよく話題に挙がるのが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と呼ばれるビデオ判定だ。PKやオフサイドなど決定的な判定ではテクノロジーの力を積極的に使用していくべきといった意見もあり、試験的に導入されるケースも増えている。

例えば先日のフランス代表とスペイン代表の親善試合だ。この試合では後半にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのヘディングシュートがネットを揺らしたが、ビデオ判定の結果オフサイド。ノーゴールで試合が再開された。さらに77分にはスペイン代表FWジェラール・デウロフェウのゴールが一時はオフサイドで取り消されたものの、ビデオ判定でゴールと認められた。

たった1試合だけで2度もビデオ判定が活きることになり、注目度は高まるばかりだ。そこで英『sky SPORTS』は、ビデオ判定を本格的に導入すべきかどうかアンケートをおこなっている。その結果、実に75%もの人が導入すべきと答えている。
この試合以外にも、2月におこなわれたサウサンプトンとマンチェスター・ユナイテッドのリーグカップ決勝ではサウサンプトンFWマノロ・ガッビアディーニのゴールがオフサイドの判定で取り消されるシーンがあった。しかしリプレイで見るとオフサイドはなく、ビデオ判定があれば結果は覆っていたはず。結果論だが、あのゴールが認められていればサウサンプトンが勝利していた可能性だってあるだろう。

一方で、何度も試合を止めて確認することで試合時間が伸びてしまうことを嫌がる声もある。これが導入されれば毎回のようにビデオ判定を要求するようになり、そのたびに試合はストップすることになるだろう。

ただし、同メディアは批判を受けることも多い審判の負担を軽減することも期待している。試合後に判定に不満が出ることも珍しくないため、審判としてはテクノロジーの力がバックについてくれていた方が安心はできるはず。まだまだ議論は尽きないが、サッカーでもテニスやバスケットボールのようにビデオ判定を積極的に導入していくべきか。

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