すっかりチームの柱 想像できなかった”3番手・吉田”の2か月連続クラブ月間最優秀選手賞候補入り

今季に急成長

今季に急成長

チームを支える吉田 photo/Getty Images

今季サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也は大きく成長した。フィルジル・ファン・ダイクの負傷離脱、ジョゼ・フォンテの移籍、ジャック・スティーブンスとの急造コンビなど、センターバックの問題をサウサンプトンは吉田を中心にクリアしようとしてきた。

そんな吉田の奮闘はサポーターやメディアからも高く評価されているが、それがよく分かるのがサポーターの投票で選ぶサウサンプトン月間最優秀選手賞だ。吉田は2017年1月、2月と2ヶ月続けて最優秀選手賞の候補に選ばれている。残念ながら1月はMFオリオウ・ロメウ、2月はナポリから加入したFWマノロ・ガッビアディーニが同賞に輝いたが、吉田が高い評価を得ているのは間違いない。

吉田は特に決勝まで進出したリーグカップでの奮闘が評価されており、2017年に入ってからは準決勝でリヴァプールとホーム&アウェイで激闘を演じ、スティーブンスとのコンビで強力なリヴァプール攻撃陣をシャットアウトしている。惜しくも決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦ではFWズラタン・イブラヒモビッチにクオリティを見せつけられて3失点してしまったが、それでも堅い守備でチームを決勝まで導いた吉田のパフォーマンスは称賛されて当然だ。
先日吉田も若いスティーブンスとコンビを組んでいることで良い緊張感や責任感が生まれていると語っており、それが集中力に繋がっていると手応えを感じているようだ。センターバックの3番手だった時には吉田が月間最優秀選手賞の候補に2ヶ月連続で選ばれるなど想像しづらかったが、今は胸を張ってサウサンプトンを支える存在と言うことができそうだ。

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