カンプ・ノウの空気に呑まれてドタバタ…… PSGの”お粗末な守備”はUCLにふさわしいものだったか

歴史に残る逆転劇演出

歴史に残る逆転劇演出

呆然とするPSG photo/Getty Images

8日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ、バルセロナとPSGの一戦に世界中が興奮している。バルセロナは1stレグで0-4の完敗を喫しており、さすがに逆転は難しいだろうと予想されていた。それを覆したのだから、やはりバルセロナは特別なクラブだ。バルセロナの圧倒的な支配力、攻撃力に世界が驚いたわけだが、同時にPSGの悲惨な守備にも驚かされたのではないか。

バルセロナは2ndレグだけで6得点を奪ったが、完璧にPSG守備陣を崩して奪った得点はそれほど多くない。1点目はペナルティエリア内で浮いたボールの処理が中途半端になり、最後はルイス・スアレスがヘディングで押し込んだものだった。PSGは人数も足りていただけに、非常にもったいない失点だったと言える。2点目はDFマルキーニョスがボールの処理を誤ってアンドレス・イニエスタに奪われてしまい、最後はライビン・クルザワのオウンゴールとなってバルセロナに2点目が入った。1点目と同様、PSGは自陣ペナルティエリア内でドタバタしてしまった。英『METRO』もマルキーニョスのミスを取り上げており、お粗末な対応だったと言われても仕方がないだろう。

3点目はイニエスタのスルーパスにPSGの右SBトマ・ムニエが慌てて転倒。それをネイマールに利用される形でPKをゲットされてしまった。4点目のネイマールのフリーキックはお見事なコースに蹴り込んだものだったが、5点目はまたもマルキーニョスが目立ってしまった。マルキーニョスは裏に抜け出したスアレスを後方から倒す形になってしまい、PKを献上。判定が厳しいといった意見もあるが、決して良い対応だったわけでもない。スアレスに1歩抜け出されてしまった時点で相手のパターンにハマってしまったと言える。

こうして振り返ってみると、PSGの失点は悔やまれる内容のものばかりだ。カンプ・ノウの独特な空気に呑まれてしまったのかもしれないが、チャンピオンズリーグにはふさわしくない守備のミスが目立った。90分間諦めずに攻め続けたバルセロナも見事だったが、この歴史的な逆転劇を演出してしまったPSGの守備にも大きな問題があったと言えるだろう。

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