モウリーニョが決勝で負けたのは”2回”だけ 異常な勝負強さ誇る名将をサウサンプトンは崩せるか

決勝に強いモウリーニョ

決勝に強いモウリーニョ

マンUを率いるモウリーニョ photo/Getty Images

26日、日本代表DF吉田麻也も所属するサウサンプトンはリーグカップ決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。日本のサッカーファンの中には吉田が奮闘しているサウサンプトンに勝ってほしいと考えている者も多いはずだが、気になるのはマンUを率いるジョゼ・モウリーニョの存在だ。

モウリーニョといえばこれまで数多くのタイトルを獲得してきた指揮官だが、何よりの特徴は決勝戦での異常な勝負強さだ。モウリーニョはこれまでの監督キャリアで国内カップやチャンピオンズリーグなど計12試合の決勝を経験しているが、2回しか負けたことがない。イングランドのリーグカップではチェルシーを率いてリヴァプール、アーセナル、マンU、トッテナムなどを破って優勝しており、チャンピオンズリーグでも決勝ではモナコとバイエルン相手に完勝を収めている。

さらに特徴的なのが、決勝で勝利した試合のほとんどが無失点なのだ。前述したチャンピオンズリーグのモナコ(3-0)、バイエルン(2-0)戦も無失点で抑えており、これまで決勝で勝利した10試合のうち7試合が無失点だ。このあたりにモウリーニョの徹底的に勝利にこだわる姿勢が表れているともいえる。
そして何より、モウリーニョは決勝戦では90分のうちに負けたことは1度もない。これまでモウリーニョはポルト時代に国内カップ決勝でベンフィカに1-2、レアル・マドリード時代にアトレティコ・マドリードに1-2で敗れているが、この試合はどちらも延長戦までもつれている。

サウサンプトンが勝利する場合は、粘り強い守備で耐えて延長戦までもつれるなんてシナリオになるかもしれない。センターバックでの出場が予想される吉田も集中を切らすことは許されず、90分の戦いでは決着がつかないことも想定しておいた方が良いだろう。英『sky SPORTS』もイングランドの国内カップ決勝ではモウリーニョが無敵だと伝えているが、サウサンプトンはそんな名将相手に奇跡を起こせるか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ