[UCL]ベスト16敗退のジンクス再び!? アーセナル、悪夢の約10分間で3失点 バイエルンがホームで圧倒

2ndLegはアーセナルのホームだが……

2ndLegはアーセナルのホームだが……

先制ゴールを挙げたロッベン photo/Getty Images

15日にチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦1stLegが行われ、バイエルン・ミュンヘンとアーセナルが激突した。

ここ5試合の両クラブの対戦成績は2勝2敗1分と完全に五分だが、もっと直近の対戦ではバイエルンが5-1でアーセナルを相手に勝利を収めており、圧倒的な力を見せている。さらにここ6シーズン連続でベスト16敗退のアーセナルは、そのうち2度がバイエルンに敗れての敗退。因縁の相手となっている。

試合は、アーセナルは積極的に前線からプレッシャーをかけるが、巧みにパスを回すバイエルンからなかなかボールを奪うことができない。すると分、右サイドで受けたアリエン・ロッベンがカットイン。得意の斜め45度の角度から左足を振り抜き、ゴール左上へシュートを突き刺した。ホームのバイエルンが先制に成功している。
その後も試合を支配し、アーセナル陣内でボールを回すバイエルン。しかし、アーセナルもときおりカウンターなどから攻撃を仕掛ける。すると30分、ゴール前の競り合いからアーセナルがPKを得る。キッカーを務めたアレクシス・サンチェスは一度マヌエル・ノイアーにセーブされるも、自らこぼれ球に拾い、エースが意地でゴールを挙げた。

後半開始直後、アーセナルに悲劇が襲う。守備の要ローラン・コシェルニーが太ももの裏を気にする仕草を見せ、ガブリエル・パウリスタ交代を強いられる。

53分、スコアが動く。仕掛けるロッベンをオーバーラップし、右サイド深くまで侵入したフィリップ・ラームがクロスを上げると、ロベルト・レヴァンドフスキが打点の高いヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。さらに3分後の56分、シャビ・アロンソの鋭い縦パスをレヴァンドフスキがヒールで流し、裏へ抜け出したチアゴ。落ち着いてゴールに流し込み、あっという間にバイエルンがリードを2点に広げた。

その後は完全にバイエルンペース。63分にCKのこぼれ球からチアゴがこの日2点目を、88分に途中出場のトーマス・ミュラーがダメ押しゴールを決め、試合終了。約10分間で3ゴールを奪い、後半も主導権を握ったバイエルンが5-1でアーセナルを撃破している。

この結果、バイエルンは余裕を持って3月7日の2ndLegへ臨むことができそうだ。一方、アウェイゴールを奪ったものの、アーセナルにとっては非常に厳しい状況でバイエルンをホームのエミレーツ・スタジアムへ迎え入れることとなった。

[スターティングメンバー]
バイエルン:ノイアー、ラーム、フンメルス、マルティネス、アラバ、X・アロンソ、ビダル、ロッベン(→ラフィーニャ 88)、チアゴ、D・コスタ(→キミッヒ 84)、レヴァンドフスキ(→ミュラー 86)

アーセナル:オスピナ、ベジェリン、ムスタフィ、コシェルニー(→パウリスタ 49)、ギブス、ジャカ、コクラン(→ジルー 77)、チェンバレン、エジル、イウォビ(→ウォルコット 66)、サンチェス

[スコア]
バイエルン 5-1 アーセナル

[得点者]
バイエルン:ロッベン(11)、レヴァンドフスキ(53)、チアゴ(56、63)、ミュラー(88)
アーセナル:サンチェス(30)

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