ディ・マリア、香川らは去ったのになぜか生き残るアフロマン 「ドリブルで5人かわせないけど……」

モウリーニョの信頼を獲得

モウリーニョの信頼を獲得

マンUでプレイするフェライニ photo/Getty Images

名将アレックス・ファーガソン氏が退任して以降のマンチェスター・ユナイテッドは、積極的な補強で何とかクラブの地位を守ろうとしてきた。昨夏にもMFポール・ポグバに史上最高額の移籍金を費やすなど、ファーガソン氏の頃には考えにくい補強もあった。しかし、デイビッド・モイーズとルイ・ファン・ハールはそうしたビッグプレイヤーを上手く活かすことができなかった。

その中で生き残ってきたのがMFマルアン・フェライニだ。フェライニは2013年に加入したが、これまでは称賛より批判の方が多かった。それでも現在は指揮官ジョゼ・モウリーニョから信頼されており、守備から攻撃まで様々な役割で起用されている。

英『The Sun』も、メンフィス・デパイやアンヘル・ディ・マリア、モルガン・シュナイデルラン、さらには香川真司らビッグネームが次々にクラブを離れていく中でフェライニが粘り強く生き残っていることを取り上げており、なぜマンUに留まっていられるのか不思議なところもある。
その理由の1つは、恐らくフェライニの柔軟性にあるのだろう。デパイやシュナイデルランと違い、フェライニは複数のポジションをこなすことができる。モウリーニョも様々な形でフェライニを起用しており、何かあった時に便利なのは確かだ。

フェライニ自身も「僕はドリブルで5人をかわしてゴールを決めるような選手じゃないけど、自分のクオリティを分かっている。僕はチームのためにここにいる。監督がより守備的にやれと言うなら、僕は喜んでする。ボックス内に入って得点を奪えと言うなら、僕はそれにトライするよ」

フェライニの高さとパワーは攻守両面に活かすことができ、モウリーニョもそれを評価している。デパイやディ・マリアに比べると期待はそれほど大きくなかったが、フェライニはユーティリティ性を活かしてスター軍団の中で生き残っている。

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