「吉田はかなり成長した。でもファン・ダイクではない」 リーグ杯決勝控えるセインツに募る不安

マンU攻撃陣を抑え込めるか

マンU攻撃陣を抑え込めるか

吉田は成長したが…… photo/Getty Images

今季のサウサンプトンにとって最も重要なゲームは、恐らく26日に控えるマンチェスター・ユナイテッドとのリーグカップ決勝だろう。クラブにとっては久々のタイトル獲得のチャンスであり、リーグ戦以上にこの一戦は大事なものとなる。しかし、そんな盛り上がっているタイミングでDFフィルジル・ファン・ダイクを負傷で失ってしまった。3か月程度離脱すると見られており、サウサンプトンにとっては非常に痛い。

さらにサポーターを不安にさせているのが、今冬にクラブが新たなセンターバックを獲得しなかったことだ。現状では日本代表DF吉田麻也、若いジャック・スティーブンス、負傷から復帰したフローリン・ガルドーシュしかいない。米『ESPN』は「吉田は今季かなり改善されたが、彼はファン・ダイクではない」と伝えており、いくら成長したとはいえファン・ダイクと同じレベルには見られていない。

今冬にはナポリからFWマノロ・ガッビアディーニを獲得したが、同メディアはファン・ダイク抜きでマンUに勝つにはガッビアディーニが2~3点奪う必要があるかもしれないと伝えており、吉田とスティーブンスのコンビでマンU攻撃陣を抑え込むのは難しいと見られている。
もちろん準決勝のリヴァプール戦のように、吉田とスティーブンスでも抑え込める可能性はある。しかし仮に敗れればサポーターから今冬の補強策について批判的な意見が出るはずで、決勝はあらゆる意味で落とせない一戦になる。最終ラインは吉田に全てかかっているとも言えるが、チームにタイトルをもたらすことができるか。

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