清武は本当に”とんでもないチーム”に行ってしまった スペイン紙「セビージャが新たなアトレティコ」

スペイン3強の一角に

日本代表MF清武弘嗣は昨夏ハノーファーからセビージャにステップアップを果たしたが、とんでもないところへ来てしまったのかもしれない。

セビージャは今季からホルへ・サンパオリが指揮を執っており、その攻撃的なスタイルはチームを大きく変えた。時に不用意な大量失点をしてしまうこともあるが、それをカバーできるだけの得点力がある。システムも4バックと3バックを巧みに使い分け、レアル・マドリードの40戦連続無敗記録をストップさせたのもセビージャだ。

順位表を見ても、セビージャは1試合消化が少ないレアルと勝ち点1差の2位につけており、バルセロナより上に立っている。4位のアトレティコ・マドリードとは勝ち点差が7も離れており、今のところセビージャは優勝まで狙える位置にいる。
そんな快進撃に、スペイン『as』のアルフレッド・レラーニョ氏も「セビージャが新たなアトレティコ・マドリードになった」と伝えており、スペイン3強の顔ぶれが変化したと捉えているようだ。実際これまでバルセロナとレアルと争ってきたアトレティコは大きく躓いており、ディエゴ・シメオネのチームは元気がない。自慢の守備も崩れる場面が目立ち、今季はレアルとバルセロナについていくのは難しいだろう。

清武はそんな新スペイン3強の一角となったチームに加入したことになり、タイミングが少々悪かったと言わざるをえない。昨季までヨーロッパリーグを3連覇していたセビージャも十分強かったが、サミル・ナスリらが加入した今季はそれをも上回る破壊 力がある。この状況を考えると、清武が定位置確保に苦戦するのは仕方がないと言えるのかもしれない。

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