今節は韓国代表MFもダイブしていたが…… プレミアリーグがシミュレーション行為にペナルティ検討

出場停止処分も

接触もないのに自ら倒れたり、相手選手との小競り合いでオーバーリアクションを取るなど、現在のサッカー界では審判の目を欺こうとする行為も多い。そうした行為は時に大きな議論となるが、プレミアリーグがそうしたシミュレーション行為に新たな罰則を設けることを検討している。

英『The Times』などによると、プレミアリーグはスコットランドのスコティッシュ・プレミアリーグに近い制度を取り入れることを検討しており、ペナルティエリア内でのダイブや負傷を装った時間稼ぎなど悪質と判断されたシミュレーション行為には出場停止処分が課される可能性がある。そうした行為は試合後にチェックされるようで、審判が見ていないところでの暴力行為などと同じように数日後に処分が下されることになる。

同メディアも「良いアイディアだ」と伝えており、相手チームはもちろんサポーターにもフラストレーションが溜まるシミュレーション行為の減少に期待している。問題はどこまでを処分対象とするかだが、今節もスウォンジーに所属する韓国代表MFキ・ソンヨンがアーセナル戦でペナルティエリア内でわざと倒れたとしてイエローカードを受けている。こうした行為が今後はイエローカードだけでは済まなくなるかもしれない。
さらにエヴァートンとマンチェスター・シティの一戦でも、終盤にエヴァートンのロメル・ルカクとマンチェスター・シティのニコラス・オタメンディが小競り合いを起こし、オタメンディがややオーバーリアクション気味に倒れている。こうした行為は相手選手を退場に追い込もうとする意図があり、こうしたものも処分の対象とすべきかもしれない。

今後イングランドサッカー協会はスコットランドサッカー協会から色々と話を聞くようだが、シミュレーション行為に厳しい処分が下されるようになるのか。

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