“渋い戦い”こそアトレティコのペースだ 欧州五大リーグで最も「1-0」勝利が多いチームだった

最少得点での勝利を

今季のアトレティコ・マドリードはビジャレアルに0-3、レアル・マドリードにも0-3で敗れるなど、珍しく守備陣が崩壊するケースが目につく。コパ・デル・レイ5回戦でも勝ち抜けこそ決めたものの、10日の2ndレグではラス・パルマスに2-3で敗れている。

そんなアトレティコに求められているのは、ディエゴ・シメオネ率いるチームらしい渋い勝ち方だ。14日のレアル・ベティス戦では前半8分にニコラス・ガイタンの決めた得点を守り切って1-0で勝利したが、これこそアトレティコが最も得意とするやり方でもある。

14位と下位に沈むベティス相手に1-0のスコアは寂しいように感じるかもしれないが、スペイン『MARCA』によればシメオネ体制のアトレティコがこのスコアで勝利するのは実に49回目のことだ。これはシメオネが就任して以降では欧州五大リーグ最多の数字で、2位は40回のユヴェントスだ。また、1点差で勝利する機会が最も多いのもアトレティコで76回、2位は同じくユヴェントスで70回だ。
現在アトレティコは消化試合が1試合少ない首位レアル・マドリードと勝ち点差が6離れている状態だが、ベティス戦の渋い勝利から調子を取り戻していきたいところ。1-0とやや物足りないスコアでの勝利が増えてくれば、アトレティコのペースになってきたと考えてもよさそうだ。

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