相手のシュートに何もできず4失点 ペップが選んだ”繋げる”GKブラーボは本当に正しかったのか

シュートストップに問題あり

マンチェスター・シティ指揮官のジョゼップ・グアルディオラがGKに足下の技術を求めているとはいえ、昨夏バルセロナから獲得したクラウディオ・ブラーボの出来は満足できるものではない。ジョー・ハートに比べるとパス能力は高いかもしれないが、ブラーボはハートのようなビッグセーブを見せていない。

英『sky SPORTS』の紹介したデータでも、ブラーボの出来は悪い。現在のブラーボは、枠内に飛んできたシュートのうち42・6%を決められてしまっている。トッテナムのウーゴ・ロリスが26%、チェルシーのティボ・クルトワが28・8%であることを考えると、優勝争いに絡むチームの守護神としてブラーボは物足りない。

しかも、ブラーボが得意としているはずのパスもそれほど精度が高いわけではない。ここまでブラーボのパス精度は71・5%で、ロリスはリーグトップとなる72・9%だ。ロリスもそれほどパスが得意なGKではないが、確実に繋いでチームのビルドアップに貢献している。ブラーボの方が難しいパスを選択しているかもしれないが、それでもグアルディオラが満足できる数字ではないだろう。
マンCは15日のエヴァートン戦で0-4と大敗を喫してしまい、ブラーボは相手のシュートをほとんど止めることができなかった。後半ロスタイムには若手のルックマンにまで股間をぶち抜くシュートを決められており、シュートストップの部分で大きな疑問が残る。

ハートであれば防げたシュートが何本かあったかもしれないが、マンCの守護神をブラーボに託しているのは正解なのか。

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