高校サッカー決勝は”FAカップ3試合分”より観衆が多かった! プロ超える熱狂に海外紙も驚き

日本独自の文化に

日本のサッカーファンにとって、毎年冬に開催されている全国高校サッカー選手権はお馴染みのイベントだ。お正月は家で、あるいはスタジアムまで足を運んで高校生の若さ溢れるプレイを見る人も多いだろう。しかし、これは世界から見ると驚きのことなのかもしれない。

今大会の決勝は青森山田と前橋育英の名門同士の対決となり、埼玉スタジアムには約42000人のファンが駆け付けた。これには『FourFourTwo』も驚いている。なぜなら、同じ週に開催されていたFAカップの試合よりも圧倒的に観衆が多いからだ。同メディアは8日に行われたハル・シティ対スウォンジー、ワトフォード対バートン・アルビオン、サンダーランド対バーンリーのFAカップ3試合を合わせても高校生の決勝に敵わないと伝えており、世界のサッカーファンからすると高校生の試合にこれだけの観衆が入るのは想像できないかもしれない。

ちなみに上記3試合を合計しても、観衆は37510人だ。青森山田と前橋育英の試合には及ばない。国内のカップ戦ということもあって足取りが鈍かったのかもしれないが、それでも3試合を合計した観衆の数を高校生の試合が上回っているのは凄いことだ。
また、同メディアはこの大会から多くのプロ選手が出ていることにも触れており、本田圭佑や岡崎慎司、中田英寿、中村俊輔、遠藤保仁らの名前を紹介している。日本にとって高校サッカーはプロになるための大事な3年間であり、ここから多くの代表選手が生まれている。この大会は毎年大きな盛り上がりを見せているが、海外では珍しい日本独特の文化となっている。

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