カカー、カナレスらと同じ!? レアルで苦しむ10番にギブソン氏「失敗作ではない。被害者だ」

ジダンのシステムでは活きる場所がない

2014年夏にレアル・マドリードに移籍したMFハメス・ロドリゲスは、現在指揮を執るジネディーヌ・ジダンの下で定位置を確保できていない。高額な移籍金で獲得された選手とは思えないほど出場時間は短く、獲得は失敗だったとの見方もある。

しかし、英『sky SPORTS』の記者テリー・ギブソン氏はハメスが失敗作ではないと主張する。同氏はジダンのスタイルにハメスが合っていないだけだと語り、才能は間違いないとの見方を示している。

「私はハメスの大ファンだし、彼がレアルで失敗したとの意見に反論するよ。彼は失敗作というより、被害者だ。彼は試合に出るたびに得点を決めたり、ゴールを演出して貢献してきた。彼のベストポジションは間違いなくセンターフォワードの背後だよ。1トップだろうと2トップだろうとね。だが、最近のレアルはトップ下を使っていない。これまでも被害者は何人かいた。エジル、セルヒオ・カナレス、カカーなどね。ジダンのチームだけに限ったことではない」
現在ハメスがプレイするにはウイングかインサイドハーフしか選択肢がなく、ベストポジション以外の場所で出場機会を確保できるほどレアルは甘い環境ではない。ウイングにもインサイドハーフにも、そこを本職とするワールドクラスの選手が揃っている。トップ下がないのはハメスにとっては不運だったが、10番を背負う男はクラブのスタイルに翻弄された被害者なのか。

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