米メディア「香川はたびたび消えていた」 若手活躍のドルトムントで輝きを放てない”中堅世代”

ゲッツェ、香川らは苦戦気味

ゲッツェ、香川らは苦戦気味

ドルトムントの香川真司 photo/Getty Images

ここまで16試合を戦って7勝6分3敗の勝ち点27で6位に位置しているドルトムントをどう評価すべきだろうか。勢いに乗っている時は相変わらず強く、選手1人1人の実力も首位バイエルンに負けないだけのものがある。しかし、ここまでは引き分けが6もあるなど勝ち点の取りこぼしが目立つ。サポーターとしてもどこかスッキリしない前半戦となったはずだ。

ポジティブな要素を挙げるとすれば、若手選手の活躍だろう。序盤戦ではマルコ・ロイスなどキーマンの負傷に悩まされたものの、ウスマン・デンベレやクリスティアン・プリシッチら10代の選手が穴を埋めてみせた。米『ESPN』も若手の働きを高く評価しており、今夏にヘンリク・ムヒタリアンやマッツ・フンメルスらを失ったことを考えるとまずまずの戦いだったと言えるのかもしれない。

ただし、問題は経験豊富な選手たちの動きだ。同メディアは、日本代表MF香川真司を名指しで批判している。27歳の香川はブンデスリーガでの経験も豊富で、イルカイ・ギュンドアンらを失ったチームでは主力級の働きをすることが求められていた。しかし同メディアは香川が難しい試合展開で状況を変えられなかったことを問題視しており、たびたび姿を消してしまっていたと批判している。
香川だけでなく、今夏ドルトムントに復帰したマリオ・ゲッツェ、新加入のアンドレ・シュールレら中堅世代の選手があまり活躍できていないのは気にかかる。デンベレやラファエル・ゲレイロらがフィットしてくれたために助かっているが、本来ならもっと苦労していたかもしれない。

ドルトムントはリーグ戦では首位バイエルンとすでに勝ち点差12がついており、これを追いかけるのは簡単ではない。選手層的には唯一バイエルンと張り合えるチームのはずなのだが、後半戦は香川やゲッツェら経験豊富な実力者たちがチームを引っ張っていけるか。

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