これぞ王者の戦い! 経験の差を見せつけた首位バイエルンが2位ライプツィヒを粉砕

前半の3得点で勝負あり

前半の3得点で勝負あり

前節の拙攻を見事に改善したバイエルン photo/Getty Images

21日にブンデスリーガ第16節が行われ、同リーグ首位バイエルン・ミュンヘンが同2位ライプツィヒと対戦した。

試合序盤こそライプツィヒにサイドを突破される場面が散見されたが、徐々にバイエルンが素早い攻守の切り替えでボール支配率を高め、ライプツィヒを自陣に閉じ込める。

そして17分、バイエルンが試合の均衡を破る。右サイドをかけ上がったラームのグラウンダーのクロスに、レヴァンドフスキが右足で合わせる。一度はGKグラーチにセーブされるが、こぼれ球にチアゴが反応し、先制点を奪った。
早い時間帯での失点に動揺を隠せないライプツィヒに対し、バイエルンが攻勢を強める。24分、敵陣深くでビダルがボールを奪うと、レヴァンドフスキ、チアゴ、X・アロンソと素早くショートパスを繋ぎ、X・アロンソがゴール左隅に流し込んだ。

30分、2点を追いかけるライプツィヒに更なる試練がおとずれる。カウンターから抜け出そうとしたラームに対し、フォルスベリが後方からスライディングタックルを見舞う。主審は副審との協議の末、一連の行為を著しく不正なプレイと判断し、フォルスベリにレッドカードを提示。ライプツィヒは10人での戦いを強いられることとなった。

状況が悪化したライプツィヒに対し、バイエルンが効果的に追加点を挙げる。44分、フンメルスからのロングフィードに反応したD・コスタがGKグラーチと交錯し、バイエルンにPKが与えられる。このPKをレヴァンドフスキが落ち着いて決め、バイエルンの3点リードで前半を終えた。

後半もバイエルンが10人のライプツィヒに対して効果的にボールを支配する。ライプツィヒは何とか反撃を試みるものの、バイエルンの素早い攻守の切り替えや長短を織り混ぜたパスワークに翻弄され、なかなか敵陣に侵入することができない。試合はこのまま終了。バイエルンがビッグゲームでの経験の差を見せつけ、2位ライプツィヒを粉砕した。

[メンバー]
バイエルン:ノイアー、ラーム、J・マルティネス、フンメルス、アラバ(→ベルナト 66)、ビダル(→キミッヒ 74)、X・アロンソ、チアゴ、D・コスタ、ロッベン(→リベリ 46)、レヴァンドフスキ

ライプツィヒ:グラーチ、ベルナルド、イルザンカー、オルバン、ハルステンベルグ、N・ケイタ(→カイザー 46)、デンメ、フォルスベリ、ザビツァー(→バーク 82)、ポウルセン、ヴェルナー(→セルケ 59)

[スコア]
バイエルン 3-0 ライプツィヒ

[得点者]
バイエルン:チアゴ(17)、X・アロンソ(24)、レヴァンドフスキ(44)

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