マルセイユ酒井を“言葉の壁”から救った仏の至宝「英語でメールし、何でも助けるよと伝えた」

トヴァンによる温かいヘルプ

トヴァンによる温かいヘルプ

スムーズな適応を見せる酒井 photo/Getty Images

フランスの名門は次第に日本からの刺客を受け入れつつある。今夏、ハノーファーからマルセイユへと移籍した日本代表DF酒井宏樹が、スムーズな適応を見せているようだ。

18日に行われたリーグアン第18節のリール戦における酒井の活躍に対しては多方面から称賛の声が寄せられ、仏『19H30 SPORT』による同節ベストイレブンにも選出。飛ぶ鳥を落とす勢いの日本人SBについては仏『La Provence.com』も特集を組み、酒井の“大先輩”を引き合いに出しながら、加入当初の印象を振り返った。

「オリンピック・マルセイユで頭角を現すことが決してラクではないことは十分に知られている。常に切磋琢磨し努力することが必須だ。これまでにも様々な国の人間がここへやってきたが、その中にはナカタという日本人も居たことを覚えている。そして我々は当初、酒井宏樹を馬鹿にしていた。なぜなら最初の試合で彼が見せた守備力は思ったよりも心配すべきものだったからだ」

2005年からおよそ1年間にわたって在籍した元日本代表DF中田浩二の名を出しながら、半年前の酒井に対する懸念材料を説明した同メディア。しかし、同僚のフロリアン・トヴァンによるプライベートなアシストは酒井の適応に大いなる効果を発揮したことだろう。フランスの各年代別代表でプレイしてきた23歳の天才MFは、夏の時点でフランス語をマスターしていなかった日本人SBを、気遣いに満ちた対応で迎え入れている。

「酒井がこのクラブへ来た時、僕は彼に英語でメールを送ってコーディネーターを紹介したんだ。あと、僕ならこの街をよく知ってるから何か困っていることがあればなんでも助けるよ、ってね」

トヴァンと酒井宏樹はピッチ上でも互いに理解を深めている者同士であり、今季6ゴールを挙げる前者は「酒井ナシでは僕はこんなに活躍できていない」と語るなど、2人は良好な関係性にある。シャイで内気だと形容されることの多い日本人プレイヤーだが、酒井はフランスの地で盤石な人間関係を構築し、正しいレールの上を歩けているようだ。

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