“超攻撃型SB”長友にとっては吉か凶か 混乱のインテル指揮官が3バック導入を検討

厄介なライバルが増える可能性も

厄介なライバルが増える可能性も

インテルの長友 photo/Getty Images

フランク・デ・ブール解任後も混乱が収まらないインテルは、すでに敗退が決定しているヨーロッパリーグのスパルタ・プラハ戦で新しいシステムにチャレンジする考えがあるという。

デ・ブールに代わって指揮を執るステファノ・ピオリが考えているのは、3バックの導入だ。デ・ブール政権では[4-3-3]をメインにしていたが、現在も良い成績を残せていない。何かを改善していく必要があるが、そのアイディアの1つに3バックが浮上している。今回のプラハ戦は敗退が決定していることもあり、主力のほとんどを休ませている。日本代表DF長友佑都もメンバーには入っていない。

気になるのは、今後3バックを採用した場合の長友の立ち位置だろう。今のインテルにはサイドバックをこなせる選手が数多く揃っており、伊『FC Internews』によるとその1人であるクリスティアン・アンサルディも「監督が求めるなら3バックの準備はできているよ」とコメントし、ウイングバックとしてもプレイする準備を整えている。
また、システムの形によっては前線が3トップではなくなる可能性もある。そうなった場合、ウイングのアントニオ・カンドレーヴァやイヴァン・ペリシッチらをどう使うのかがポイントになる。カンドレーヴァはイタリア代表でも3バックでプレイした経験があり、システム変更によって長友に厄介なライバルが増える可能性もある。

長友の攻撃力を活かすのであればウイングバックは良いポジションだが、競争相手が増えるのはマイナスだ。今回のプラハ戦ではダビデ・サントンとアンサルディがウイングバックに入るとの予想になっているが、長友はまた新たな戦いに挑むことになるかもしれない。

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