“飛び級”久保が決勝点をアシスト FC東京U-18、Jユースカップを制して夏冬2冠

クラブユース選手権に続いて2冠目

19日、Jユースカップ第24回Jリーグユース選手権大会の決勝戦がヤマハスタジアム(磐田)で行われ、サンフレッチェ広島ユースとFC東京U-18が対戦した。

高円宮杯U-18サッカーリーグのWESTで首位に立つサンフレッチェ広島ユースと、EASTで2位につけるFC東京U-18による一戦。序盤は両チームともにボールを保持しながら攻め込み拮抗した展開が続く。試合の均衡を破るゴールが生まれたのは28分、サンフレッチェ広島ユースMF松本が豪快なミドルシュートを突き刺して先制に成功する。さらに前半終了間際にも、こぼれ球を押し込んだFW山根が追加点を重ね、広島ユースが2点をリードして試合を折り返す。

追いかけるFC東京U-18は、後半立ち上がりからMF伊藤純也に代えて中学生ながらJリーグデビューを果たしたMF久保建英を投入する。するとFC東京U-18が勢いづく。50分、MF生地が右サイドからドリブルで切り込んでFW松岡にスルーパスを供給。FW松岡がネットを揺らして1点差に詰め寄るとその直後、FW半谷がボックス内で倒されてPKを獲得する。これを自らキッカーを務めてゴール左隅にキッチリと決め、試合を振り出しに戻す。
試合は90分で決着がつかず、2-2のスコアで延長戦にもつれこむ。試合を決定づけるゴールは107分に生まれる。MF久保がドリブルを仕掛け、広島ユースDFを引きつけてラストパスを送り込む。これに途中出場したDF荒川が押し込んで決勝ゴールを決めた。FC東京U-18は2009年以来7年ぶり3度目の優勝で、夏に行われた第40回日本クラブユース選手権(U-18)に続いて2冠目を手にしている。

[スコア]
サンフレッチェ広島ユース 2-3 FC東京U-18

[得点者]
サンフレッチェ広島ユース:松本大弥(28)、山根永遠(45)
FC東京U-18:松岡瑠夢(50)、半谷陽介(53)、荒川滉貴(107)

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