「マンUにはギグス、ベッカム、私、ロナウドがいたのに」 クラブOBも迫力のない”サイド攻撃”を嘆く

当時のチームは魅力的だったか

現在ジョゼ・モウリーニョが率いるマンチェスター・ユナイテッドにも、アントニー・マルシャルやジェシー・リンガードなど興味深いサイドアタッカーが揃っている。しかし、アレックス・ファーガソン氏が指揮していたチームには、もっと効果的で華のあるサイドアタッカーがいたものだ。ライアン・ギグス、デイビッド・ベッカムはその代表格と言えるだろう。

ギグスらと同じくマンUでウインガーとして活躍したアンドレイ・カンチェルスキス氏は、今のマンUがサイドアタッカーを上手く活かせていないことに不満を抱えているようだ。英『Squawka』によると、同氏はモウリーニョ率いる今のマンUが守備的なチームになってしまっていると語り、昔のマンUには豪華なサイドアタッカーがいたと懐かしんでいる。

「今のマンUは違うシステムで戦っている。以前の4-4-2とは違っているね。今はより守備的で、以前のようにオープンなサッカーをしなくなった。これは壊滅的だよ。今はどのクラブにもウインガーはいないよね。クラブにも代表にもだ。これはマンUに限った話ではなく、イギリス全体の問題だよ。ウインガーを抱えているのはチームにとってもサポーターにとっても良いことなんだ。サポーターは興奮するし、マンUには常にそうしたウインガーがいた。ギグス、ベッカム、私、クリスティアーノ・ロナウド、ナニもそうだね」
ファーガソン氏の率いたマンUは非常にシンプルなチームだった。[4-4-2]をベースにサイドアタッカーの能力を最大限に活かして得点を積み重ねていて、それはジョゼップ・グアルディオラが好むような複雑なものではない。カンチェルスキス氏はオープンだったファーガソン氏のチームの方が好きなようだが、今のマンUのサイドアタックは当時を知るサポーターにとっては退屈なものかもしれない。

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