コウチーニョの二の舞にだけはできない ”ネイマール二世”抱えるインテル「コウチーニョに……」

コウチーニョを手放したのは大きな後悔

今インテルにとって最大の後悔があるとすれば、リヴァプールでフィリペ・コウチーニョがワールドクラスのプレイを披露していることだろう。コウチーニョは2010年にインテルへ加入したが、インテルは同選手の才能を最大限引き出すことができなかった。インテルでのコウチーニョは個人技ばかり仕掛ける選手とのイメージがついてしまい、2013年の冬にリヴァプールへ移籍。サポーターの中にはコウチーニョがこれほどの選手に成長すると予想していなかった者も多いはずだ。

そして現在インテルには、将来が期待されている20歳のブラジル人FWガブリエル・バルボサが所属している。バルボサは今夏インテルに加入したものの、ここまで出場機会はほとんどない。すでに選手からは不満の声も出ていると伝えられており、加入早々バルボサは現状に不満を抱いている。

しかし、バルボサもコウチーニョと同じように大きく飛躍する可能性は十分に考えられる。インテルは大事に育てていく必要があるだろう。伊『Calciomercato』によると、インテルのピエロ・アウリジオSDも、コウチーニョの失敗を忘れるべきではないと警戒感を示している。
「我々はコウチーニョにわずかな時間しか与えなかったこと、なぜ彼を犠牲にしなければいけなかったのかを忘れてはいけない。人々には我慢がなかったんだ。サポーターは20歳の選手に即効性の活躍を求めた。ガブリエルは優秀な選手だが、チームで争わないとね」

今のインテルは監督交代などでバタついているが、選手層だけは豪華だ。前線にはマウロ・イカルディが構えており、ワイドな位置にもアントニオ・カンドレーヴァやイヴァン・ペリシッチなど実力者を揃える。この中でどうバルボサにチャンスを与えていくのか考える必要があるだろう。

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