清武は仏が生んだ天才司令塔に勝てないのか 英メディア「セビージャはナスリを中心に回る」

ショートパス主体のスタイルが浸透

今季からセビージャで指揮を執るホルヘ・サンパオリの戦術は、日本代表MF清武弘嗣にフィットするかと思われた。サンパオリがショートパスを軸とした攻撃的なスタイルを好んでいるからだ。実際、昨季に比べてセビージャのパス本数は明らかに増えている。

昨季はポゼッション率の平均が49・6%だったが、今季は59・5%まで上昇。1試合平均のショートパス本数も、昨季の342本から462本まで増えている。リーグ戦では現在4位、チャンピオンズリーグでもユヴェントスを抑えてグループ首位に立っており、結果も確実に出ている。

しかし清武はなかなか試合に出場することができない。清武と同じく今夏に加入したMFサミル・ナスリの存在があるからだ。ナスリのパス成功率はチームトップとなる90・6%を記録しており、セビージャのサッカーに欠かせない存在となっている。
英『sky SPORTS』もセビージャがナスリを中心に回っていること伝えており、ポゼッションを支える正確なパス、さらには密集地でもボールを持てるテクニックがあると絶賛している。現在ナスリは負傷で離脱しているが、同メディアはサンパオリが別の策を用意する必要があるとナスリの存在感の大きさを伝えている。

ナスリに加えてガンソも清武にとっては厄介な存在で、ポジション争いは想像以上に厳しい。ショートパス主体のスタイルに清武は適応できるはずだが、ライバルの存在が少々大きすぎたか。

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