[U-16日本代表]悔しさの残る準決勝敗退 持ち味を消された00ジャパン、イラクに4失点し敗戦

ピッチコンディションに苦戦

ピッチコンディションに苦戦

準決勝での敗退が決まったU-16日本代表 photo/Getty Images

U-16日本代表は29日、インドで開催されているAFC U-16選手権の準決勝でU-16イラク代表と対戦した。AFC U-16選手権はU-17ワールドカップのアジア最終予選を兼ねており、ベスト4に残ったことから2年ぶりの出場権を掴んだ日本代表は、アジアの頂点を目指す一戦に臨んだ。

準決勝までの4試合を無失点で全勝してきた森山佳郎監督のU-16日本代表は18分、イラク代表ダウードのシュートが日本代表DFに当たって失点。今大会初めて先制点を奪われる苦しい展開となる。だが29分、平川の浮き球のスルーパスに抜け出した山田がシュートを突き刺して同点に追いつくと、42分にも再び山田が左サイドから蹴り込んだクロスがそのままゴールに吸い込まれ得点を重ね、前半のうちに逆転に成功する。

1点リードで後半を迎えると、FW宮代がゴールポストを直撃するシュートを放つなど日本代表は決定機を幾度も迎えるが、追加点を奪いきれない。すると67分、セットプレイの流れからアブドゥルサダに同点弾を許してしまう。その後、DF瀬古がボックス内でFWダウードを倒し、2枚めのイエローカードを受けて退場。ダウードはPKのチャンスをきっちり決めて勝ち越し、後半アディショナルタイムにもダウードがPKからダメ押しのゴールを流し込んで日本代表を突き放した。
その結果、日本代表は2-4のスコアでイラク代表に逆転負け。ピッチコンディションに苦戦し、持ち味のパスワークを見せられなかった日本代表は、イラクのロングボール攻撃にも対応しきれず、準決勝での敗退が決定した。来年行われるU-17ワールドカップの開催地もインドであり、今大会の雪辱を誓う。

[メンバー]
GK:谷 晃生
DF:喜田 陽、菅原 由勢、瀬古 歩夢、菊地 健太
MF:鈴木 冬一(→久保 建英59)、平川 怜、福岡 慎平、谷本 駿介(→中村 敬斗 69)
FW:山田 寛人(→桂 陸人84)、宮代 大聖

[スコア]
U-16日本代表 2-4 U-16イラク代表

[得点者]
U-16日本代表: 山田(29、42)
U-16イラク代表:ダウード(18、81、90+4)、アブドゥルサダ(67)

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