レスター、岡崎の”泥臭い”2得点でチェルシーから先行するも…… 延長戦の末、4回戦進出ならず

チェルシーの凄まじい底力

チェルシーの凄まじい底力

2得点を決める活躍を見せた岡崎だったが…… photo/Getty Images

20日、EFLカップ(イングランド・リーグカップ)3回戦が行われ、岡崎慎司の所属するレスター・シティはチェルシーと対戦した。

この試合で先発出場の機会を掴んだ岡崎が、試合の均衡を破るゴールを決めている。17分、MFグレイがドリブルで持ち上がると前線の岡崎にパスを供給。FW岡崎は右サイドに展開すると、FWムサがゴール前にクロスを送り込む。ボールは飛び込んだ岡崎の頭上を越えるも、クリアを試みたチェルシーDFが処理を誤ると、こぼれたボールを岡崎が押し込んだ。ボールはケイヒルに掻きだされるも、ゴールラインを割ったと判断され、先制に成功する。

岡崎の好調ぶりはこれだけにとどまらなかった。さらに34分、キングの浮き玉のパスを受けた岡崎は胸トラップからシュートを放つ。岡崎は倒れ込みながらも蹴り込んだボールをゴールに押し込んだ。岡崎の良さが詰まった2得点でレスターがチェルシーに2点をリードする。
だが、敵地で戦うチェルシーが猛反撃をみせる。右コーナーキックにファーサイドで合わせたDFケイヒルがヘディングシュートを決めて1点差に。さらに後半立ち上がりにもDFアスピリクエタが、レスターDFのクリアボールに対してダイレクトで合わせて豪快なボレーシュートを突き刺し同点に追いつく。

チェルシーの猛攻を凌ぐ時間が続いたレスターは試合終盤、さらに劣勢に立たされる。89分、DFヴァシレフスキがジエゴ・コスタへのファールで2枚目のイエローカードを受けて退場。一人少ない状況で延長戦へ突入する。するとレスターは踏ん張りきることができず、立て続けに失点をしてしまう。92分、ジエゴ・コスタ、アザールとのパスワークからボックス内に侵入したセスク・ファブレガスが、ゴール左隅にシュートを決めて勝ち越すと、94分にもセスク・ファブレガスがクリアボールのこぼれ球を豪快に蹴り込んでリードを2点差に広げた。

試合はそのまま試合終了。レスターは岡崎の得点で2点をリードするも、その後失点を重ね、延長戦までもつれ込む激闘の末に2-4でチェルシーに敗れた。

[メンバー]
レスター・シティ:ツィーラー、チルウェル、モーガン、シュラップ、シンプソン、ヴァシレフスキ、ドリンクウォーター、キング、ムサ(→バーディ 77)、岡崎(→ウジョア 76)、グレイ(→アマーティ 90)

チェルシー:ベゴビッチ、マルコス・アロンソ、ケイヒル、アスピリクエタ、ダヴィド・ルイス、セスク、ロフタス・チーク(→ジエゴ・コスタ 68)、マティッチ、ペドロ(→アザール 89)、モーゼス、バチュアイ(→チャロバー 81)

[スコア]
レスター・シティ 2-4 チェルシー

[得点者]
レスター・シティ:岡崎(17、34)
チェルシー:ケイヒル(47)、アスピリクエタ(50)、セスク・ファブレガス(92、94)

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