大迫の“3年目”は半端ない活躍が約束されている!? 高校時代は最多得点記録更新、鹿島では初のMVP受賞

ケルンでの3年目に挑む大迫

ケルンでの3年目に挑む大迫

今季こそケルンでの“爆発”が期待される大迫勇也 photo/Getty Images

2016-17シーズン、ケルンにて3年目のシーズンを過ごすFW大迫勇也だが、今季はブンデスリーガでの大爆発に期待が高まる。というのも、大迫はこれまで在籍したチームで必ず“3年目”に印象的なパフォーマンスを披露しているからだ。

2014年の夏からケルンに加入した大迫は、1年目こそ2トップの一角としてシーズン28試合に出場を果たすも、得点数は3点と、ストライカーとしては物足りない結果。昨季は本職ではないサイドハーフやトップ下での起用されることが増え、ロングボールを多用するケルンにおいて存在感を発揮することができず、得点も開幕戦で記録した1点のみに留まった。しかし、大迫がこれまで築き上げてきた実績を見れば、今季こそ得点の量産を期待せずにはいられない。

・鹿児島城西高等学校での3年時
当時18歳の大迫は、プリンスリーグU-18九州1部において8試合で10得点を挙げる活躍で同校の優勝に貢献すると、秋の高校サッカー選手権鹿児島県大会でも5試合で11得点を記録し、全国大会への切符を獲得。12月下旬に幕が上がった全国大会では、初戦から4試合連続2得点という偉業を成し遂げ、2016年になった現在でも全国高校サッカー選手権の最多得点記録保持者となっている。また、同大会ではアシストも多く記録しており、チームは惜しくも準優勝に終わったが、大迫は10得点10アシストというまさに“半端ない”数字を叩き出した。

・鹿島アントラーズでの3年目

鹿児島城西高校を卒業後、国内最多タイトル数を誇る鹿島に加入した大迫は1年目から公式戦で6得点を挙げると、2年目は8得点、3年目はキャリアハイとなる10得点をマーク。ヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)では決勝トーナメント全3試合で重要なゴールを決めており、浦和レッズとの決勝戦では延長戦に決勝点を記録し、同大会のMVPにも選出されるなど飛躍の年となった。

ケルンでは未だ満足のいく結果が残せていない大迫だが、これまでのキャリア同様、3年目となる今季こそ大爆発となるだろうか。2016-17シーズンの初陣となったポカール1回戦では短い出場時間で2得点を決め、ブンデスリーガの開幕戦でも“ストライカー”として出場を果たした大迫から今季は目が離せない。

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