ノイアー相手に”謎のジェスチャー”見せてPK外したペッレ 敬意欠いていたとの批判に憤慨

イタリア人に他者をリスペクトしろと説く

イタリア人に他者をリスペクトしろと説く

PK外したペッレ photo/Getty Images

EURO2016で素晴らしい戦いを見せたイタリア代表において、激しい批判を浴びたのがドイツ代表とのPK戦で謎な動きを見せて失敗したシモーネ・ザザとグラツィアーノ・ペッレだ。

ザザはちょこちょことステップしながら蹴って外し、ペッレは蹴る前にドイツ代表GKマヌエル・ノイアーに向かってボールをチップさせるぞといったような仕草を見せた。ところが世界最高のGKにそんな小細工は通用せず、こちらも失敗。EUROの場にふさわしくない珍プレイとなってしまった。

なぜあのような失敗となってしまったのか。ペッレは伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューで改めてミスの理由を詳細に明かした。また、ノイアーをリスペクトしていなかったとの批判には納得がいかないようで、イタリア人の感性を疑うと批判している。
「時にミスは起こるものだ。周囲はそれを好きなように言うことができる。だけど、僕がノイアーをリスペクトしていなかったとの話には笑ったね。もし多くのイタリア人が僕と同じく他者をリスペクトすれば、イタリアという国はもっと良い国になるだろうね」

「あのPKではゴール左に強く蹴ろうとしたんだ。そして失敗した。ノイアーの動きを止めようとジェスチャーしたんだけど、僕が蹴ろうとした時にノイアーがすでに飛ぶのが見えたんだ。だから強く蹴らないといけなかった」

フワリとしたボールを蹴るぞとジェスチャーすれば、GKは飛ぶのをためらうかもしれない。ペッレの仕草とキックには理論があったが、そんなものはノイアーにあっさり見破られてしまった。ノイアー相手に仕掛けるものではなかったということだろう。

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