ノイアーには程遠い狂気の飛び出し ローマGKの無謀な飛び出しに英紙も苦言

決定的な2点目を与える結果に

23日におこなわれたチャンピオンズリーグ予選プレイオフ2ndレグ、ローマとポルトの一戦はアウェイのポルトが3-0で快勝する予想外の結果となった。1stレグを1-1のドローで終えていたために引き締まったゲームになるかとも思われたが、ローマはダニエレ・デ・ロッシ、エメルソンパルミエリと2人も一発退場を喰らう展開に。大事な試合であまりに不用意なプレイをしてしまったローマが敗退することとなった。

しかし、この試合で注目を集めたもう1つのプレイがローマGKヴォイチェフ・シュチェスニの飛び出しだ。シュチェスニは0-1で迎えた73分、最終ラインの裏を突いてきた相手のパスに対して強引にゴールから飛び出し、クリアを試みようとした。しかしポルトのミゲル・ラジュンの方が早く追いつき、無人のゴールに流し込まれてしまった。1点差であれば追いつく可能性も残っていたが、この2点目は非常に重い意味を持つものとなった。

このプレイに英『METRO』も、ゴールを飛び出したシュチェスニの判断が狂気じみていたと主張。あまりに強引すぎた飛び出しを批判している。近年はマヌエル・ノイアーのようにゴールから大きく飛び出してボールをクリアするタイプのGKが理想形の1つになっているが、今回の飛び出しはタイミングを見誤りすぎていたようだ。
シュチェスニをかわしてゴールへ流し込んだラジュンは試合後に、「ローマのようなビッグクラブがUCLに行けないのはかわいそうに思うよ」とコメントしており、ローマは何とも無残な形でUCLの舞台から姿を消すことになってしまった。0-1の状況で粘ることができれば何か奇跡を起こせたかもしれないが、シュチェスニの判断がなければ結果は変わっていたか。

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