兵役を絡めた“ソン・フンミン非難”は異常と語る韓国紙「1位以外は無価値という風潮が広まる恐れも」

オーバーエイジ枠で参戦したものの……

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念願のメダル獲得はならなかったソン photo/Getty Images

先のリオ五輪男子サッカー準々決勝でホンジュラス代表に0-1と敗北した韓国代表のエース、ソン・フンミンは困難な時期を過ごすことになりそうだ。

母国での兵役免除をかけ、どうしてもメダルを確保したかったソンだったが、才能溢れるプレミアリーガーはホンジュラス戦でその本領を発揮することができず、号泣。幾つかの決定的場面ではネットを揺らすことに失敗するなど、大舞台での緊張感が伝わった。同国指揮官のシン・テヨンは帰国後にメディアへ向けて「ソンを責めないであげてほしい。彼は一晩中号泣し、我々に合わす顔が無いと言って夕食にも姿を現さなかった」と語り、失意のエースを労っている。

しかし韓国の世論は24歳の若者を許さないかもしれない。韓国紙『朝鮮日報』がソンの置かれた状況について言及した。

「韓国では低調なパフォーマンスで無念の結果に終わった選手に対する批判やバッシングが、とても過剰で目に余る。とくにメダルを大きく期待していたにも関わらず失敗に終わった選手や、チームスポーツへの非難が目立つ。例を挙げるなら水泳のパク・テファンやサッカーのソン・フンミン、そしてバレーボールのパク・チョンアたちだ。彼らを攻撃するコメントは今も終わる気配が無く、おそらく五輪が閉幕しても収まることはないだろう。酷いものは選手個人のSNSにまで押しかけ批判を展開し、中にはアカウントを閉鎖する者までいる。“兵役”などの言葉を用いて選手を侮辱する行為は異常であり、このような悪意ある批判が“1位以外は無価値”といった歪んだ風潮を世間に広める可能性もあるだろう」

またエースのソンは「空回り」していたと指摘する声もあり、同選手の立場はますます危ういものとなっている。もちろん韓国だけに限った話ではないが、スポーツを楽しむ側としては、全力を尽くして母国のために奮闘したアスリートを温かく迎える体制を整えるべきかもしれない。

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