スーペル・コパを絶対やる必要があるのか セビージャ倒したバルサ指揮官から疑問の声

リーガ覇者&コパ・デル・レイ覇者として臨んだバルサ

スペインにおいてシーズンの開幕を告げる大会の1つが昨季リーガ・エスパニョーラ王者とコパ・デル・レイ王者が対戦するスーペル・コパで、この大会と同時にシーズンの幕開けを感じるサポーターもいるだろう。今回はバルセロナとセビージャが対戦し、バルセロナが2戦合計5-0で大勝を収めた。

指揮官のルイス・エンリケもタイトルを獲得するのは常に嬉しいことと勝利を喜んでいるが、同時にスーペル・コパについて疑問も抱いている。今回の場合、バルセロナは昨季リーグ戦とコパ・デル・レイ両方を制している。セビージャはコパ・デル・レイ準優勝チームとして今回のスーペル・コパに出場したわけだが、エンリケは無理にスーペル・コパを開催する必要があるのかと感じているようだ。

スペイン『as』によるとエンリケは、「リーガの勝者とコパ・デル・レイの勝者が1チームの時、スーペル・コパは意味をなさないものになる。そこにはビジネスがあるが、それは私には関係のないことだ」と語っており、スーペル・コパの変わらないやり方に苦言を呈している。
また、エンリケは2戦合計で決めるシステムにも違和感を感じている。例えばプレミアリーグの優勝チームとFAカップの優勝チームが対戦するコミュニティシールドは、ウェンブリー・スタジアムでおこなわれる一発勝負で勝敗を決めている。シーズン前ということを考えれば、スーペル・コパも一発勝負でいいかもしれない。エンリケはフットボールの世界が発展していく必要があると主張しているが、現行制度を変えるのも1つの発展の形と言えるだろう。

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