ユヴェントスがやっていることはバイエルンと同じ 国内のライバルから引き抜く手法に疑問の声

ナポリ、ローマの主力を引き抜く

ナポリ、ローマの主力を引き抜く

ナポリからユヴェントスへ移籍したイグアイン photo/Getty Images

今夏大規模な補強を展開したユヴェントスは、セリエAはもちろんチャンピオンズリーグでも確実に優勝候補に挙げられるクラブとなった。最終ラインから前線まで穴らしい穴は見当たらず、かなりバランスの取れたチームが完成したといえる。しかし、スペイン『MARCA』は今夏のユヴェントスのやり方に少しばかり疑問を感じている。

今夏のユヴェントス最大の目玉はFWゴンサロ・イグアインの獲得で、昨季セリエAシーズン最多得点記録を塗り替えた男の到着で得点力は大きく増すだろう。さらに中盤にはミラレム・ピアニッチを獲得し、崩しの部分でもトップレベルの選手を揃えることに成功した。

しかし同メディアは、そのやり方はまるでバイエルンと同じだと伝えている。イグアイン、ピアニッチはそれぞれライバルクラブのナポリとローマの所属選手で、国内の強豪から引き抜くやり方はブンデスリーガを支配するバイエルンと似たところがある。バイエルンも近年はドルトムントなどから選手を引き抜くケースが続いており、バイエルンだけが強くなって周囲のクラブが弱体化する原因となってしまっている。
ドルトムントの場合は巧みな補強で穴を埋めているものの、ナポリとローマが同じようにできるかは不透明だ。彼らは今季イグアインとピアニッチの穴を埋められずに苦しむ可能性も考えられる。ここ数年でセリエAはユヴェントスが支配するような構図となったが、国内の優秀な選手を引き抜く手法はリーグ全体で見るとマイナスだったのだろうか。

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