「今のC・ロナウドはただの点取り屋」 レアルの主役はロナウドからベイルに変わるのか

年々ゴールマシーンになっているロナウド

年々ゴールマシーンになっているロナウド

得点を喜ぶベイルとロナウド photo/Getty Images

近年のレアル・マドリードを引っ張ってきたのはFWクリスティアーノ・ロナウドで、ロナウドがいなければ勝てない試合が複数あった。ロナウドは昨季もシーズンで51得点を挙げており、その影響力は計り知れない。

しかし、英『sky SPORTS』は2016-17シーズンがレアルとロナウドにとって1つのポイントになるかもしれないと考えている。これまではロナウドが主役だったが、今季からはチームの主役がFWガレス・ベイルに移るのではないかと主張している。

何よりの変化はロナウドが得点のみに特化した選手へと変わったことだ。解説を務めるテリー・ギブソン氏は最近のロナウドについて「今の彼はただの点取り屋だ。彼はほとんどセンターフォワードになっている」とコメントしており、ロナウドは年々得点部分でしか違いを生み出せなくなっている。
それはデータにも表れており、昨季ロナウドはドリブルの成功回数が1試合平均1・4回だった。これはロナウドのキャリアで最低の数字だ。一方、ベイルはレアル加入以降成長を続けている。加入当初のベイルはロナウドと上手く共存できなかったが、それが徐々に改善されてきている。

2014-15シーズンにはロナウドとともにプレイした27試合で得点数は12だったが、昨季は19試合で15得点まで伸びた。ベイルの得点力そのものが上がったことも影響しているが、同メディアはベイルがロナウドとプレイすることに上手く適応できるようになったと捉えている。

しかもベイルはドリブルも1試合平均2・2回とロナウドより多くの成功を記録しており、今やベイルは得点も個人による打開もできる選手になってきている。それはEURO2016でも証明されたが、ウェールズ代表のようにレアルでもベイルが主役になる時は近づいているのかもしれない。

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